カナダの新型コロナウイルス政策まとめ
こんにちは!
カナダでは2020年6月9日現在、193万人が新型コロナウイルスの検査をしており、9万人以上の陽性者が出ています。
3月頃より感染が拡大し事態が深刻になるにつれて、商業施設や学校はクローズとなり、私たちの生活は一変しました。
外に出ると今までなかったピリピリとした空気を感じ、連日100人単位で増加していく感染者拡大に不安は大きくなるばかりでした。
ですが、カナダ政府は連日会見をし新型コロナウイルス政策としてさまざまな対策を施し、子育て支援や学生支援、先住民族への支援などすべての個人、企業に対して本当に幅広い政策を真摯に取り組んでくれていました。
今日のブログではカナダの新型コロナウイルス政策のいくつかを紹介します。
カナダ緊急対応給付(Canada Emergency Response Benefit:CERB)
COVID-19の影響を直接受ける雇用者や自営業者のカナダ人に財政的な支援をするもの。
新型コロナウイルスの影響で仕事が連続14日間以上無休となった場合、月CAD2000(約15万4000円)が最大4ヵ月支給されます。
これは自営業者に加えてフリーランスも含まれます。
カナダ緊急学生給付(Canada Emergency Student Benefit )
新型コロナウイルスの影響で就職ができなくなった卒業生やアルバイトをなくした学生に財政的な支援をするもの。
ひとりにつきCAD1250ドル(約9万6250円)を5月から最大8月まで支給します。その学生に扶養家族がいた場合や、学生自身が障害者である場合の支給額はCAD2000(約15万4000円)になります。
子供給付金(Canada Child Benefit:CCB)
カナダで子供を養育している人には、子供給付金があります。連邦政府と州政府の両方からあり、子供の年齢や人数、親の収入によってもともとの給付額は変わりますが、5月より子供ひとりにつきCAD300(約2万3100円)ずつが支給されます。
これだけでも十分手厚いと感じるのですが、ほかにも住宅ローンの支払いの延期や、低所得者への補償などまだまだあります。
カナダの緊急学生給付に関しては、「カナダの未来をになうすべての学生たちに」とトルドー首相が会見で話していたのが印象的でした。
また、事業者向けにはカナダ政府が給与の75%を補填する緊急給与補助金(Canada Emergency Wage Subsidy :CEWS)など、雇用を守るための給付・サポートが多く出されています。
さらには州によって追加で補償を受けられることがあります。
上記の政策内容には細かい申請条件や重複申請の不可などもあるので、詳細は政府の公式ウェブサイトよりご確認ください。
URL : https://www.canada.ca/en.html
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