学びのチャンスは今!&いつでも。
少し前に留学のことについて少し書きましたが、
ここでは私がクラスを教えているコミュニティカレッジについて書きたいと思います。
私が初めて教えた版画のクラスの生徒たち。
この写真が全てを物語っていると思うのですが・・・
コミュニティカレッジは、コミュニティに開かれたカレッジです。
日本からの留学生の多くは、4年制大学への編入を考えている生徒たちが多い(?)ためか、
コミュニティカレッジは日本で言うところの「短大」という位置づけで紹介されているような気がします。
もちろん、コミュニティカレッジにはそういう側面も大いにあるのですが、
より幅広い年齢やバックグラウンドの人たちが、とても幅広い教科、科目を学んでいます。
短大のように大体2年ほどで全ての基礎科目を終え4年制大学に編入する生徒たちもいれば、
何十年も通い続けて、1つのことを極めたり、色々なことを学んでいる生徒たちもいます。
インストラクターの私よりも、人生&アート経験の豊富な生徒たちも複数います。
そんな中、お互いの知識や経験をシェアしながら学べることがこういったクラスの強みです。
そして、地元(カリフォルニア)の住民であれば学費がとても安いということも魅力です。
また、地元の人たちよりは高価になりますが、留学生でも比較的少ない資金でこちらの高等教育が経験出来ます。
英語を母国語としない留学生に必須のTOEFLの必要最低点もそれほど高くありません。
ESLのクラスは豊富にありますし、こちらに来てから学ぶという感じなので、言葉に不安がある人たちでも来やすいです。
私は日本の大学を卒業後、20代半ばでコミュニティカレッジへの留学生として単身こちらへやって来ました。
そして、3年間ほどモントレーのカレッジに通った後、ここで出会った先生、友人たちの力を借りて大学院へ進学しました。
(元々、それを予定していたわけではなく、そのための資金も全くありませんでした・・・)
ちなみに、コミュニティカレッジ在学中には専攻のアート以外にも、お菓子づくりやイタリア語などのクラスも取りました。
学生ビザの条件として必要な初期費用は、学校のある地域などによっても多少違いますが、モントレーのカレッジで200万円弱ほどです。
そして、これは最初の1年分の学費&生活費の概算となっています。
これから高校を卒業して、日本の大学に行こうか?アメリカの大学に行こうか?と迷っている。
日本で大学を出て、社会人を経験したけど、アメリカで英語や何か新しいことを学んでみたい、等々・・・
ここには様々な人生のステージ、興味・関心、目標に合わせて、自分のスピードで学ぶことが出来る環境があります。
そして最後に・・・
留学という話をすると「アメリカに来て学んだらこちらで仕事に就けるか?」「希望の4年制大学に入学出来るか?」といった未来についての質問をしばしば受けます。
私の答えは"I don't know."です。
残念ながら、未来のことは誰にもわかりません・・・
私もこちらに来るとき両親に「2年ぐらいで戻ってくるから」と言って家を出ました。
そして今、こちらに来て14年。大学院を卒業し、学校職員を経験し、そして今、コミュニティカレッジで教えています。
これは、あのときの自分には全く想像もしていなかった未来です。
ただ言えることは、手にしたチャンスに精一杯答えること。
そして、自分をきちんと持ちながら、他人との出会いを大切にすること。
そうすれば、思い描く未来を現実に出来るかもしれないし、そうでなくても、その先に続く何かを見つけることが出来ると思います。
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