山幸彦と豊玉姫の物語の舞台、神話の里宮崎の鵜戸神宮

公開日 : 2017年10月30日
最終更新 :
筆者 : ゆりん

鵜戸神宮は、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)

が祀られている由緒ある神社です。

そして、この日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊は、初代天皇である神武天皇のお父上なのです。

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山幸彦という神様をご存知ですか?ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの三男で、ホオリノミコト(古事記)、ヒコホホデミノミコト(日本書記)とも呼ばれています。

ここでは、わかりやすく山幸彦でお話しますね。

山幸彦は、海の神ワタツミの宮で、3年間豊玉姫と新婚生活を送るのですが、海幸彦に無くした釣り針を返すため、陸に戻っていきます。

その後、山幸彦の子を宿した豊玉姫が、出産のために亀の背中に乗って陸にやってきます。

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岩に打ち付ける波が白い波しぶきを立てています。豊玉姫がたどりついた時の波はどうだったんでしょうね。

そして、鳥の鵜の羽で産屋を建て、その中で出産しようと試みるのですが、産屋が完成する前に、陣痛が始まります。

豊玉姫は、山幸彦に、「出産するところを絶対に見ないでください」と頼むのですが、山幸彦は見てしまうのです。

その時の豊玉姫の姿は、サメだったとか、ワニだったとか。

山幸彦に見られてしまった豊玉姫は、恥ずかしさと怒りで、出産したばかりの我が子をおいて、1人であわてて海に帰ってしまうのです。

その事をしらない亀は豊玉姫を待ち続け、とうとう岩になってしまったとか。

こちらが岩になってしまった亀です。

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この亀石に、運玉を投げ入れて、入れば願いが叶うと言われています。

運玉はこちらです。

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男性は左手で、女性は右手で投げてくださいね。

その時生まれた皇子が、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)です。

豊玉姫は、我が子アエズノミコトのために、自分のお乳を岩にくっつけて海に帰って行ったと言われています。

こちらがその時のお乳岩です。

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お乳飴は、このお乳岩から滴り落ちるお乳水から作られているのだそうです。

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母の愛があふれた神社ですね。

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洞窟の中に本殿が!!

どうですか?「こんなところに神社が!?」とびっくりしませんか?

鵜戸神宮に車を停めるなら

鵜戸神宮には、駐車場が3カ所あります。

宮崎市内から来た場合、一番最初に入口が有るのが、観光バス用駐車場です。

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久しぶりに来た私達は、最初に目に入ったこの駐車場に車を停めました。

若い頃、会社の先輩に連れてきてもらった時とはなんだか違うなあと思いながら。

この駐車場には観光バスと一般の車が複数停まっていて、満車でしたが少し待ったら停める事ができました。

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ここから階段を上ったり下りたりしながら、社殿を目指しました。下りが多かったので、これは帰りが大変だという感じです。お年寄りにはきついですね。

季節もまだ9月で暑かったので、汗をかきながら、お乳飴を売ってるお土産屋さんのお姉さんと話をしたりして、10分位歩くとようやく神門のある所まで着きました。

神門です。

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1番神門に近く、歩く距離が短くて済むのは第1駐車場です。

この駐車場からだったら神門はすぐです。

第1駐車場がいっぱいだったら、第2駐車場に停めます。

ただし現在、第1・第2駐車場までの道が工事中で、平日は通れません。

土日祝日は通行止めは解除されていますよ。

住所:日南市大字宮浦3232

電話:0987-29-1001

鵜戸神宮は、宮崎市内から、国道220号線を通って、1時間程です。

道中は日南海岸の美しい海原や鬼の洗濯板等を鑑賞してください。

【開門時間】

4月~9月:午前6時~午後7時

10月~3月:午前7時~午後6時

宮崎は、神々の舞い降りた、神話の里です。

また神話と共に、宮崎の情報をお届けしていきます。

11月4日には、木花開耶姫と天津彦火瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が出会ったとされる西都市で、西都古墳まつりが行われます。

午後6時 都萬神社 出発式

午後8時 御陵墓前広場 到着予定となっています

その様子もまた後日ご報告しますね。

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