「ゴッドファーザー」の世界へ パレルモ・マッシモ劇場
みなさん、いかがお過ごしですか。ヨーロッパは29日未明から冬時間に戻り、日本との時差が8時間となりました。
つまり、日本の午後8時(20時)がイタリアでは同じ日の正午(12時)となります。
今回は、先日行ったパレルモのマッシモ劇場をご紹介します。
映画「ゴッドファーザー パート3」の撮影で使われており、内部を見学することでどっぷりとあの世界にはまってきました。
写真が多めとなります。どうぞお付き合いください。
30分ほどのガイド付きで、ホワイエからプラテアと呼ばれる一階席にまず案内されます。
そしてこの記事のトップの写真、ロイヤルボックスと呼ばれる二階席へ。
もうすでに、頭の中にはあの哀愁漂うメロディーが流れています。
アル・パチーノ扮するマイケル・コルレオーネが舞台の息子を見守った席、またマイケルの敵役のドン・アルトベッロがマイケルの妹コニーから渡されたシチリア菓子のカンノーロで毒殺され息を引き取った場面がよみがえってきました。
同行していた友人は「ゴッド・ファーザー」に強い思い入れがあるとのことで、このロイヤル・ボックスに座って感激のあまり、目を潤ませていたほどです。
一階席から見上げると、こんな感じです。
温かいぬくもりのある木が多く使われた内装のサロンの劇場はネオ・ネオクラシック式で、1897年5月にジュゼッペ・ヴェルディの「ファルスタッフ」でオープンしました。
ヨーロッパでも最大級の劇場で、約3200席となっています。木材が多く使われているので、音響効果がとてもよいそうです。
見学した日は、ちょうどバレエの公演の前だったようで、レッスンの声や劇場内を行き来する男性、女性のダンサーの方の姿も見ることができてラッキーでした。
公演で実際に使用されたオペラの衣装も数多く展示されています。
こちらは男性客専用の間だったそうです。ここでどんな会話が交わされていたのでしょうか。
アイアンレースの手すりも絵になります。
そして劇場を出て振り返って・・・外観の正面の大階段を忘れるわけにはいきません!
クライマックスシーンで、抗争中のマイケルを狙った銃弾が当たったのは、なんとソフィア・コッポラ演じる愛娘メアリーの胸でした。
2018年にはバレエ「ドンキホーテ」や、オペラでは「フィガロの結婚」「リゴレット」「ラ・ボエーム」などが上演される予定です。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
http://www.teatromassimo.it/eng/visit-the-theatre
住所 Piazza Giuseppe Verdi,Palermo
電話 +39-091-6053267
ガイド付き見学ツアーは午前9時30分から18時まで。一人8ユーロ。所要時間は30分。月曜休。
公演のリハーサルが行われている際には見学できないことがあります。
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