そぞろ歩きに最適 丘上都市ベルガモ ミラノから日帰り旅にぴったり
まだまだ日中は35℃近い猛暑が続くミラノです。
今回はミラノから日帰りの旅シリーズの第二弾、ベルガモという街をご紹介します。
ミラノ中央駅から電車で小一時間、通勤や通学の人々と共に揺られるとBergamo駅に到着します。終点なので、まちがいないですね。片道5・50ユーロでした。
駅のロータリーから続く大通りをひたすらまっすぐ歩いていくと、左手に時計台が見えてきます。
写真奥の上の方に、うっすらといくつかの建物が集まっているのがおわかりいただけるでしょうか。
ベルガモは電車の駅があり、現在の主要新市街のチッタ・バッサ(Citta Bassa)と、丘の上にある旧市街地チッタ・アルタ(Citta Alta)に分かれています。チッタ・アルタは、15世紀から18世紀にかけてヴェネツィア共和国とロンバルディア地方の影響を受けた芸術都市です。
その代表がブログのトップの写真のコッレオーニ礼拝堂です。
さて新市街地から旧市街地までは、バスで行くという方法もあります。駅前から何本もバスが出ていて、行き先と終点がCitta altaと書いてあるなら簡単ですね。チケットは車内の自動販売機で買えます。一回1・50ユーロです。B5サイズぐらいの赤いボックスが運転席近くにあるので、小銭を用意してください。
それでもせっかくなら・・・・・
フニコラーレ(Funicorale)と呼ばれるケーブルカーに乗ってみませんか?
ベルガモ駅からの大通りをどんどん進んでいくと、徒歩だと20分くらいでケーブルカーの駅に着きます。
片道1・30ユーロ、乗車時間はわずか5分ほどですが、遠足気分を楽しめるので大人にも子供にも大人気!!!
さて、旧市街はどんな感じなのでしょうか。
1467年に完成したコッリオーニ礼拝堂を中心に、現在ではそぞろ歩きをする人々が多く落ち着いた街並みとなってます。
オペラ・ファンの方なら、作曲家ドニゼッティ出身の街として思い出していただけるでしょう。
ドニゼッティ博物館もあります。
Museo donisetti
E-mail casanatale@donizetti.org
メーンストリートをそぞろ歩きすると、何だか"おっぱい"のような形をした不思議なものがショーケースにならんでいます・・・
これはいったい何なのでしょう?
巨大サイズも!!!
北イタリアではパン代わりに、とうもろこしの粉を水と共に銅の鍋で煉り合せたポレンタ(Polenta)という付け合わせがあります。
ここベルガモも北イタリア料理の主流をくみ、伝統的なお料理はどっしりしたものが多いですね。
そこでドルチェもそのポレンタにあやかったのか、色鮮やかなポレンティーナ(Polentina)が生まれたようです。
味見すると、イタリアのスウィーツらしく「とても甘い」。
ただ、このように個別包装してあれば、持って帰ってホテルで食べる分にはいいかもしれません。
夕方以降になると、小さい広場に面したレストランで食事をする人たちでにぎわっていました。
ボッティチェッリの「ジュリアーノ・デ・メディチの肖像」などのあるカッラーラ美術館もおすすめです。
新市街地も銀行、証券会社、保険会社など金融関係のオフィスが多く、街のいたるところにガーデニング・フラワーがアレンジされ、豊かさと落ち着いた雰囲気の小都市のベルガモ。
イタリアの喧騒に疲れたなら、ぜひ一度、訪れてみてください。
Accademia Carrara
www.lacarrara.en(イタリアの美術館は通常月曜休み)
住所 Piazza Giacomo Carrara 82
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