アチェート バルサミコ作りの現場に潜入!
イタリアの特産品のおみやげといえば、オリーブオイル、チーズ、バルサミコが筆頭格ではないでしょうか。
そのバルサミコ。
いったいなんなん?
と、思っていたら、主人の友人がプライベートで作成しているとのことでぜひ日本人に知って欲しいから!と招待されました。
モデナというエリアが名産地なのですが、その手法を使ってミラノ県でも作成しているのです。
原料はぶどうの濃縮果実と酢の添加物ゼロのシンプルなもの。
これに菌を使って25年以上発酵させるという、まさにイタリアを代表する発酵食品のひとつ。
ずらりと並ぶ樽(vasel)はサイズも素材も異なり、毎年3月に大きいサイズから小さいサイズへと全中身を移し替え、発酵をくり返すそう。
そうすることで、年々糖度が増して、甘さとフルーツの香りがUPするのだそう。
25年ものになると芳醇な香りと濃厚な味わいとなり、食材の味を引き立たせる名脇役になるのです。
食べ方を聞いてみると、
カルパッチョなどの肉料理
餃子やラビオリ
サラダ
ジェラート
いちご
スイーツなどと相性抜群だそう。
熟成の年数が上がるごとに値段も高価になりますが、そのぶん、1ドロップで濃厚な味が広がるので案外長持ちします。
料理のアクセントにもなるので、イタリア旅行時にぜひともチェックしてみてください。
筆者
イタリア特派員
YUKI
2021年にイタリア、ミラノ近郊の町へ移住。ライター&エディター歴は19年。
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