ミニチュアトイを集めよう

公開日 : 2021年10月14日
最終更新 :
main.jpg

10月4日、これまで最長日数を記録していたアルゼンチンのブエノスアイレスを制して、世界最長ロックダウンに躍り出たメルボルン。先頃発表された新型コロナウイルス対策のロードマップによると、ロックダウンの解除は今月26日まで待たなければならないようです。新規感染者が連日最多人数を更新中の重い空気のなか何か楽しみはないかと思っていたら、大手スーパーマーケットのおまけがもらえるプロモーション「ウールワース・ブリックス(Woolworths Bricks)」が始まっていました。

■大手スーパーのプロモーション

package.jpg

ロックダウン中の外出制限で不要不急の外出が禁止、行動範囲も制限されるなか、おもな外出先が近所のスーパーマーケットになって2ヵ月が過ぎました。オーストラリアには大手スーパーマーケットチェーンがふたつあり、ここ数年、さまざまなミニチュアトイのおまけがもらえるプロモーションをしています。コールズ(Coles)ではスーパーでおなじみの食料品・生活雑貨や絵本、Woolworths(ウールワース)ではディズニーやマーベルなどのOoshies(ウーシーズ:オーストラリア製のプラスティック製親指大の人形)、やミニ菜園が配られ、そのたびにSNSで話題になるだけでなく、ネットオークションでもレアアイテムを中心に売買されるほどの人気です。

■30ドル以上の買い物で1個もらえる

inside&box.png

そして、9月から全国で始まったのが「ウールワース・ブリックス」で、これまでのプロモーションと同様、店舗またはオンラインで購入額30ドル(約2500円、2021年10月13日現在)ごとに1個もらえます。今回のおまけはレゴ風ブロックで、商品棚、ショッピングカート、冷凍棚、人形など全40種類あり、ボーナス商品を買うと2個もらえます。店頭で売られているブロックを配置するための大小のスターターキットを買えば、自分好みのスーパーマーケットが作れます。ブロックはリサイクル素材を80%以上利用していてリサイクル品としても承認されているため、不要になったブロックは店内の専用リサイクル箱に戻せば再利用されるそうです。

■子供よりも大人がはまる?

ad.jpg

筆者ももちろん、ブロックの「対象年齢5歳以上」の大人ですが、毎回まんまとスーパーの術中にはまってしまう大人は多いようです。会計時にレシートにいくつもらえるかが表示されるので、おまけの入ったカバンを持った係員にレシートを見せればランダムで手渡してくれます。ただし、何がもらえるかは袋に入っていてわからないので、アイテムが重なってしまった場合は友達や友達の子供とトレードしてもらいます。全種類を制覇するとなると30ドル×40種類で1200ドル(約10万円、同上)の出費ですが、大人数の家族なら難なく集められそうです。ちなみに、毎回レアアイテムが混ざっていて、今回は金色のショッピングカートと人形がシリアルナンバー付きで500個入っているそうです。

■過去のレアアイテムは10万ドルにも!

past promo.jpg

SNSでは恒例の専用コミュニティができているほか、未開封・開封済のものに値段がついて売られています。とくに発売早々に完売となった10ドルのトラックは70~120ドル(約5800~1万円、同上)の値で売買されています。また以前「ライオンキング」のプロモーションのときは、レアアイテムのシンバに10万ドル(約835万円、同上)、「スターウォーズ」のときは赤ちゃんヨーダに9万9400ドル(約830万円、同上)の値がつきました。一方で、スターターキットの品不足、幼児の窒息、部品の不備などの問題も取り上げられています。とはいうものの、今回も子供よりも(筆者も含めて)大人の方が盛り上がっているようです。

〈参考サイト〉

https://www.woolworths.com.au

https://anicehome.com.au/keith/woolworths-bricks-not-lego-review-checklist/

https://www.7news.com.au/lifestyle/food/confirmed-the-rare-woolworths-bricks-pack-that-you-need-to-know-about-c-3917016

https://www.news.com.au

https://www.kidspot.com.au

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。