メルボルンでもアウトレット

公開日 : 2021年07月21日
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昨冬はコロナ禍の長引く外出制限措置(ロックダウン)でショッピングもままならず、すっかり寂しくなってしまったワードローブ。6月の半期に一度のバーゲンセールは見逃してしまったので、冬物衣料の買い出しにいつでもバーゲン価格のアウトレットへ行くことにしました。州内には大型アウトレットモールが4ヵ所ありますが、今回は観光の途中や帰途直前にも行かれる市内再開発地区に位置する2店舗を紹介します。ヤラ(Yarra)川沿いを散歩しながら、のんびりショッピングの一日もいいですね。と思っていたら、メルボルンは5度目のロックダウンが延長となってしまいました。

■海運業で栄えたウォータフロント

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大型アウトレットモールチェーンのディー・エフ・オー(DFO=Direct Factory Outlet)は国内に7ヵ所あります。そのうちビクトリア州内には4つあり、メルボルン市内には利便性のいいサザンクロス(Southern Cross)駅と、観光スポットとしても人気のサウス・ワーフ(South Wharf)にあります。大きな駐車場もあるので車で行くのが便利ですが、相互に徒歩でも15分程度なので、ヤラ川沿いを散歩しながらふたつを一度に行くのがおすすめです。公共の交通機関なら、フリンダース通り(Flinders Street)とスペンサー通り(Spencer Street)の角でトラムを降り、ヤラ川を渡るとサウス・ワーフです。ヤラ川の河口にあたるドックランド(Dockland)、サウス・ワーフと呼ばれるこの辺りは、19世前半にデューク造船所を中心にオーストラリア最大の造船業地帯として栄え、1990年代にウオータフロントとして開発が進みました。

■国内外のブランドが140店舗以上

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ヤラ川を右手にしながらデッキを歩いていくと、近代的なコンベンション・センターを背に、19~20世紀に活躍した貨物帆船ポリーウッドサイド(Polly Woodside)のレプリカと当時の水力発電所が展示されています。倉庫を再利用した飲食店並ぶサウス・ワーフ・プロムナードを歩いて行くと、左手に見えてくるのがディー・エフ・オー・サウス・ワーフです。カルバンクライン、ノースフェース、プーマ、アディダスなどの有名ブランドのほか、ビラボン、オロトン、アグブーツなどのオーストラリアのブランドが地階と1階に140店舗以上入っています。2階は日本への持ち帰りには不向きですが、家具や電化製品のメガストアが入っていて、週末には地元の人たちでにぎわっています。旅行者用の特別割引もあるので、出発前にウェブサイトのQRコードで登録しておきましょう。

■DFO South Wharf: 20 Convention Centre Place, South Wharf, Melbourne, VIC 3006

■重要拠点サザンクロス駅の隣り

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プロムナードを戻ってクラレンドン通り(Clarendon Street)まで来たらヤラ川を渡り、高架下をくぐってそのまま真っすぐ緩い坂を上って行くと、左手にサザンクロス駅に隣接するスペンサー・アウトレット・センター(Spencer Outlet Centre)が見えてきます。2006年のコモンウェルス・スポーツ大会に合わせて作られたサザンクロス駅は、うねるような屋根にはめ込まれたガラスが特徴的な近未来的なデザインの駅舎です。16面のプラットホームは長距離列車のオーバーランド(Overland)やヴイ・ライン(V Line)の発着地と知られるほか、空港シャトルバスや中長距離バスのターミナルもあり、州内外からの利用客の重要拠点となっています。

■オーストラリアのブランドが豊富

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アウトレットの入口は長いエレベーターを上がって2階にあります。100以上のブランドがワンフロアにループ状に並んでいるので、効率よく買い物ができます。日本でも知られているブランドよりも、オーストラリアのファッションブランドがさらにバーゲン価格になっていま す。とくに百貨店のハリス・スカーフ(Harris Scarf)、US発のディスカウント衣料店ティーケー・マックス(TK Max)、オーストラリア発祥のファストファション、コットン・オン(Cotton on)のメガストアが入っています。地上階のバスターミナルには大型荷物用のロッカーも完備しているので、空港へ向かう前に荷物を預けて買い忘れのおみやげを探しに立ち寄ることもできます。

■Spencer Outlet Centre: 201 Spencer Street, Docklands,Melbourne,VIC 3008

〈参考サイト〉

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