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ところ変われば道路も変わる

カテゴリー:交通・鉄道・航空 投稿日:2021年1月17日

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オーストラリアは言わずと知れた車社会です。いまでこそ市内へは環境に優しい自転車通勤をする人も出てきましたが、基本的には通勤・通学、生活のすべてが「自動車ありき」の社会。旅行者も含めてオーストラリアの道路を運転できれば便利なだけでなく、オーストラリアの違った一面も発見できます。いまはコロナ禍で海外旅行も自由にできませんが、メルボルンを運転できるその日の参考になるように道路の様子を紹介します。


■一般道は時速60km

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オーストラリは日本同様、右ハンドルで左側通行、全席シートベルト着用など、運転ルールに大差がないうえ道路が広いので、他国に比べれば比較的運転がしやすいかもしれません。一般道は基本的に時速60km(キロメートル表示も日本同様)。学校の近くは登下校の時間帯にだけ時速40kmになり、最近は時速50kmの住宅街も増えてきました。郊外の幹線道路は時速80km、高速道路は100~110kmです。オーストラリア人は一般的に運転が荒いので旅行者は注意が必要です。免許証は16歳になると教習運転者(Lプレーター)としては運転できるようになりますが、以前若年層の事故が多発したため、次の段階の初心運転者(Pプレータ)は赤と緑の2段階で合計4年間運転しないと本免許が取得できなくなりました。


■日本では見かけないものも

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日本では見かけないものの代表としては、まずは「ラウンドアバウト(環状交差点)」が挙げられます。これは交差点の中央の円形状の島を時計回りで車が走るというもので、一車線の小さなものから三車線の巨大なものまであり交差点内は先行車優先、右側優先です。交差点手前に来たら右から車が来ていないことを確認して交差点に入り、目的の方角の道路を出るときに方向指示器(インディケーター。ウインカーとは言いません!)を出して交差点から抜け出ます。「スピード・バンプ」は、施設内のドライブウェイや狭い道路などで減速させるために設けられている道路上の隆起です。気づかずに普通の速度で運転しているとかなりの衝撃があり、最悪の場合は車両そのものもダメージを受けます。また「ギブ・ウェイ(Give Way)」は、おもに道路に合流するときや横断歩道の手前にある標識で、合流先の道路を走る車や歩行者が優先であることを示します。「一旦停止(Stop)」標識とは違い、安全確認をしながら徐行します。ほかにはUターン、本線合流、車線変更、ラウンドアバウトなど、あらゆるところでギブ・ウェイが表示されているほか、バスやトラム、緊急車両にもギブ・ウェイが適用されます。そして、高速道路のような有料道路には料金所のようなゲート(高速道路内の一定区間だけ有料となる場合もあります)はありません。自動課金システム「e-TAG」が採用されており、タグ(端末)を事前にオンライン登録して、フロントガラスに装着しておきます(レンタカーの場合は要確認)。登録してない場合は1日券や後払いもあります。


■細かな違いもちらほら

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道路上の細かな違いをいくつか挙げていくと、踏切では減速はしますが一旦停止はしません。日本人がよく間違えて追突事故を起こすそうです。矢印信号機は日本では青のみの表示ですが、オーストラリアは赤・黄・青3色の表示です。ちなみに信号機の色は「レッド(赤)・イエロー(黄)・グリーン(緑)」と表現されます。信号がない横断歩道に歩行者がいたら必ず停止し、歩行者が優先です。飲酒運転は酒気帯び程度(血中・呼中アルコール濃度0.05%まで)は認められています。一般的な目安として1時間にビール(375ml、アルコール度数3.5%、赤ワインなら100ml)で0.05%に達すると言われていますが、体調や体格によって変わってきます。道路では自転車はサイクリスト以外はほとんど見かけず、自転車利用者は専用のサイクリング道路を走ります。自転車での歩道走行は論外です。また、メルボルンはトラム(路面電車)が走っているので「フックターン(二段階右折)」という特有のルールが市内交差点にあります。右折車両 は左車線へ移動し、走行車線の信号が青の間に交差点内に入ります。所定の位置で右側の右折方向の信号が青になるのを待ち、右折方向の信号が青になると同時に右折します。

<参考サイト>

https://www.vicroad.vic.gov.au
http://drinkwise.org.au/drinking-and-you/
https://www.onlymelbourne.com.au/hook-turns

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加藤 伸美 さん

オーストラリア・メルボルン特派員の加藤 伸美 さんが現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:加藤 伸美 さん

加藤 伸美 さん

神奈川県藤沢市出身。1999年に結婚を機に来豪し、パース、シドニー、メルボルンと転居。以来ライター兼翻訳者として働きながら、実はパティシエへの野望を抱いて資格を取得。大昔に旅行記、少し昔に翻訳児童書を出版。数年前から学生時代の続きとして海外旅行を再開し、おもに現地発着ツアーへの参加を趣味としている。特技は似顔絵ケーキ作りで、オーストラリアのスイーツに造詣が深い。
Instagram: https://www.instagram.com/noboo2017/ DISQUS ID @disqus_5AFVjJFvWv

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