復興への願いを込めた アーバン・ブルーム

公開日 : 2020年12月04日
最終更新 :
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春本番のメルボルンでは、2020年11月に2週間にわたって「アーバン・ブルーム」が開催されていました。毎年春に行われる「メルボルン・ファッション・ウィーク」の一環で、市内の主要スポット18ヵ所に地元のフローリストの協力を得て、大規模なフラワーアレンジメントが展示されました。ビクトリア州産の花や植物、低木などで作られたアーチや花壇には、コロナ禍後のメルボルンの復興への願いが込められています。

■アーチ・オブ・レジリエンス

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メルボルンの玄関口であるフリンダース・ストリート駅の中央口に設置されたアーチ型のアレンジメントです。駅舎の外壁の色にヒントを得てアレンジされた花と葉で、期間中は待ち合わせ場所としてにぎわっていました。メルボルンの再開、復興への第一歩への思いがあふれています。

■Flinders Street Station:207-361 Flinders Street, Melbourne, Victoria 3000

■パーフェクト・ストーム

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「カフェ横丁」として知られるデグレイブ通りの入口に、四柱のゲートのように設置されていました。上部に吊るされた花は、神秘的な青紫色のカスミソウを基調にしており、迷路のように広がる裏通りのカフェ・カルチャーへの世界観を感じることができます。

■Degrave Street:Degrave Street,Melbourne, Victoria 3000

■ライト・カメラ・ファッション

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メルボルンだけでなく、国内でも有名な由緒あるリージェント・シアターにふさわしく花道のようにアレンジメントされていました。国内外の有名公演は必ず上演されるだけあり、赤に統一された花々には華やかさと格調高さが表れていました。

■Regent Theatere:191 Collins Street, Melbourne, Victoria 3000

■プラザ・オブ・プロスペリティ

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チャイナタウンのアイコンでもあるチャイニーズ・ミュージアムの入口で、ライオンととコラボレーション。赤い門に吊り下がる赤いランタンの下に、黄色の牛乳用コンテナを使って飾られた紫と黄色の花にはメルボルンに住む中国人移民の繁栄が表現されています。

■Museum of Chinese Australian History:22 Cohen Place, Melbourne, Victoria 3000

■マルチセンサリー・フィールド・オブ・フラワーズ

19世紀半ばに建てられたかつての中央郵便局であるGPOは、フランス第二帝政の影響を受けたネオ・ルネッサンス様式の美しい建物です。エリザベス通り沿いのアーケードにアレンジメントされた自然色の花や葉の下に並べられた色鮮やかなオレンジが引き立っています(メイン写真)。

■GPO (General Post Office):350 Bourke Street Melbourne Victoria 3000

■ツリー・オブ・ホープ

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スーパーマーケットからおしゃれな専門店まで揃うQVメルボルンは、学生や観光客でいつもにぎわうショッピングセンターです。州立図書館に面した角に竹や笹とともにエキゾチックな切り花がアレンジされており、多文化・他民族のメルボルンを象徴しているようです。

■QV Melbourne:Corner Swanston and Lonsdale streets,Melbourne, Victoria 3000

■ブリンギング・カラー・トウ・ライフ

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フリンダース・ストリート駅南側のヤラ川に架かるエヴァン・ウォーカー橋は、駅からサウスバンクへ向かう人たちにはなくてはならない通り道です。橋の両端に並んだ菊の切り花は市内にも店を構える有名な菊農家によって栽培されたもので、南北どちらの袂から見ても市内の近代建築として絵になります。

■Evan Walker Bridge:Southbank Pedestrian Bridge Melbourne, Victoria 3000

■チェックト・リフレクション

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音楽・演劇からバレエやコンサートまで幅広いパフォーマンスを見ることができるアート・センター。メルボルンの芸術地区の象徴となるその建物の前にガーベラの花壇が格子柄にアレンジメントされていました。先鋭的なデザインの建物に鮮やかな色の花がマッチしています。

■Art Cerntre:100 St Kilda Road, Melbourne, Victoria 3000

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