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外出できないメルボルン⑩  ウィルソンズ・プロモントリー国立公園

カテゴリー:見所・観光・定番スポット 投稿日:2020年10月17日

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メルボルンを中心とするビクトリア州の都市部では、コロナ禍での制限措置緩和のロードマップが第2段階に進んだものの、来週末に予定されている次の段階への移行はクラスターの発生で不透明になってきました。この季節が一番過ごしやすいメルボルンながら、気がつけなければ半年以上も都市部から出ていなかったことに愕然......としていてもはじまらないので、大好きなトレッキングに思いを馳せながら思い出の写真を紹介します。



■オーストラリア最南端の国立公園

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ウィルソンズ・プロモントリー国立公園は、オーストラリア最南端にして州内最古の国立公園です。「ザ・プロム」と呼ばれ親しまれている5万ヘクタールのこの自然保護区内には、数時間から数日間にわたるさまざまなトラックがあり、雨林やユーカリの林、ワイルドフラワー、野生生物、白砂のビーチとオーストラリア固有種の宝庫です。また、南端の沿岸一帯のウィルソンズ・プロモントリー海洋国立公園は、ダイビングやスノーケリングのスポットとしても有名で、沖にはアザラシのコロニーもあり、クルージングでの見学ツアーも出ています。




■市内からは車で約3時間

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ザ・プロムへはメルボルンからは高速道路を乗り継いでも3時間以上かかるので、観光ならば日帰りツアーを利用するのが安全で確実です。もちろん時間に余裕があるなら、公園内にはキャンプサイトや宿泊施設があるので、数日間滞在してトレッキングやマリンスポーツを楽しむこともできます。2年前に筆者が行ったときはメルボルン市内発着の日帰りツアーを利用しました。朝7時前に集合してバスで高速道路に乗り、ビクトリア州南東のギプスランド地方を目指します。この地域にはフェアリーペンギンのパレードで有名なフィリップ島があります。2時間ほど南下して、かつては南ギプスランド鉄道の駅のひとつだったフィッシュ・クリークという小さな田舎町でトイレ休憩。さらに1時間ほどでウィルソンズ・プロモントリー国立公園に到着します。バスを降りて砂地のトラックを30分ほど歩いて向かったのは公園内西部にあるタイダル川で、岬の南東へのびるトラックの入口であるテレグラフ・サドルと同様にハイカーの拠点になっています。タイダル川一帯にはところどころに湿地帯があり、野鳥や珍しい植物も見ることができます。大きな花崗岩の上に座って各自が持参したランチを食べたあとは元来た道を駐車場に戻り、午後はいくつかのトラックを歩きます。


■ビショップ山からの絶景

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公園内は舗装された道路を車で移動し、要所要所に駐車場もあります。雨林のなかのドライブはうっそうと茂るシダ類が圧巻で、真夏でも空気がひんやりしています。野生のカンガルーやワラビーなどの散歩姿が見られる「飛行場跡」で途中下車したあとは、ビショップ山の入口になるリリー・ピリ―・ガリー駐車場へ。雨林を歩いて行くとバンクシアやユーカリの林を歩くトラックと、雨林のなかのボードウォークを歩く遠回りのトラックに分かれますが、今回はツアーガイドに従って近道を進みます。なだらかな道はだんだんと狭く険しくなってきて、視界が開けてくるころになるとあたりは花崗岩が多くなります。標高319mの頂上からは、どこまでも広がるギプスランドの雄大な自然を見渡すことができます。最後は鳴き砂のスクイーキービーチへ。巨大な花崗岩の向こうには白いビーチが広がっており、バス海峡からの冷たい潮風と海の水が極地に近いことを実感させてくれます。


■海と山と野生動物を体感できるwilson prom6.jpg

ツアー全体で歩いたのは合計でも3~4時間程度ですが、オーストラリアの海と山と動物が同時に体感できるすてきな国立公園です。足元さえしっかりしていれば装備も必要ないので、メルボルン観光のついでに1日ツアーで出かけてみるといいでしょう。注意点としては、日焼け対策のほか、帰りの時間が大幅に遅れるので(オーストラリアの日帰りツアーでは必ず)余裕を持って予定を組みましょう。


参考サイト:

https://www.parks.vic.gov.au/places-to-see/parks/wilsons-promontory-national-park

https://www.visitpromcountry.com.au/

https://www.visitvictoria.com/.../Wilsons-Promontory

https://south-gippsland.com/

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加藤 伸美 さん

オーストラリア・メルボルン特派員の加藤 伸美 さんが現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:加藤 伸美 さん

加藤 伸美 さん

神奈川県藤沢市出身。1999年に結婚を機に来豪し、パース、シドニー、メルボルンと転居。以来ライター兼翻訳者として働きながら、実はパティシエへの野望を抱いて資格を取得。大昔に旅行記、少し昔に翻訳児童書を出版。数年前から学生時代の続きとして海外旅行を再開し、おもに現地発着ツアーへの参加を趣味としている。特技は似顔絵ケーキ作りで、オーストラリアのスイーツに造詣が深い。
Instagram: https://www.instagram.com/noboo2017/ DISQUS ID @disqus_5AFVjJFvWv

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