ヤドリギの下でキスすると♪
フランスや欧米ではその一年は幸せになると言われています。
クリスマス時期から新年にかけてこのヤドリギを飾り、
幸せを願ってキスをする素敵な風習ですよね。
2013年第一弾のマルセイユ特派員だよりはこの素敵なお話からスタートです。
今年もみなさまどうぞよろしくお願いします。
日本と同じく昔ながらの風習を守ることはフランスでも年々難しようで、
なかなか本物を見る機会がありませんでした。
以前、友人宅に年明けに訪ねた時に玄関先に緑の枝が飾ってあったので
日本のしめ縄みたいだなと思って聞いてみると、大地に根を持たずに
木に繁殖するヤドリギは、冬になっても枯れず、昔から「再生のシンボル」
「永遠の命のシンボル」として神聖なものとして尊重されてきたようです。
ヤドリギは、ブナ、ミズナラ、エノキ、ケヤキなどの落葉広葉樹に半寄生する
ことが多く、根を、これらの木にさしこみ、養分や水分を得て光合成を行います。
雄株、雌株があり、2~3月ごろ雌株のヤドリギに、淡い黄色の小さな花が咲き、
次の年の冬1~2月に、5~10mmくらいの丸い実をつけるのです。
一度はこの風習を取り入れたいと、ヤドリギ確保に懸命だったのですが、
なにせこのヤドリギは高い高い木の上にあるのです。
そして、鳥が巣を作っていたりするので手に入れることが困難なのです。
偶然、マルシェでこのヤドリギが売っていたので家に飾ることができました。
やはり、高いところにあるのでお値段も高い!小さな一束で4ユーロでした。
まずはうちの犬に「ヤドリギの下でキスすると幸せになれるよー」と言いながら
チューしてみました。ふふ。ロマンチックにこの台詞とともにヤドリギ片手に
片思いの人に告白なんてするのはいかがでしょうか?
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