ハロウィンには南仏カボチャスープ
最近はハロウィンが近づくとフランスでも仮装パーティやイベントが行われています。
ハロウィン(Halloween 10月31日)とは、キリスト教の『万聖節(Hallowmas Allsaint's Day)』の前夜祭のことで、発祥はアイルランドです。
日本のちょうど収穫祭とお盆を足して割ったような秋の収穫への感謝と亡くなった人を
偲ぶ行事です。提灯代わりにランタンとしてカボチャが使われています。
ハロウィンで使われるカボチャは外皮がオレンジで大型のペポカボチャ。
栽培が簡単で手をかけなくても大量に生産することができて、外皮が堅く、
加工しても崩れにくいため、ランタン作るのにも適しています。
お料理に使うには別のカボチャがお勧めです。カボチャにも色々な種類があるのですが
ほっこり甘くてスープに適しているのはミュスケ・ド・プロヴェンス(musquée de Provence)とポティマロン(potimarron)。前者は南仏プロヴァンス産で
昔から栽培されており、皮は薄い茶系オレンジ色で果肉は鮮やかなオレンジ色です。
後者のポティマロン味が栗(マロン)に似ていることから名前がつきました。
形は細長いナシのような感じで見た目はカボチャには見えません。
皮は赤っぽいオレンジ色で中の果肉は黄色です。
今回はミュスケ・ド・プロヴァンスでスープを作ってみました。
普通はカボチャをバターで炒めたりタマネギやジャガイモを入れ、好みで牛乳や
生クリームを入れます。最近マクロビオティックを実践している私には乳製品は
使えないし、少し重いので、軽めにこんぶのお出汁や豆乳でちょっと和風に仕上げます。
まずは圧力鍋でカボチャを蒸し、つぶしてお出汁と豆乳を入れてまぜます。
ほくほく感が欲しい場合はこのままで、クリーミーに仕上げたい場合は
ミキサーにかけて滑らかにします。寒い秋に自然の甘さと温かさが身体を芯から
温めてくれる一品です。
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