南仏の幸福シンボル セミの話
南仏、プロヴァンス地方を旅行すると必ず一度は目にするセミグッズ。
セミはフランス語でCigale(シガル)。
小さいものは2-3cmのブローチから50cmは超えてしまうような巨大な陶器の壁掛け。
開けてびっくり玉手箱のような、ジジジ・・・とセミの声が聞こえる箱。
セミを形どった石鹸やお菓子、とにかくセミグッズにあふれいているプロヴァンスです。
日本人がイメージするセミは地中で何年も過ごして、やっと地上に出てきたら
儚く短い命。あまり、幸せそうなイメージはありませんね。
それに、暑い夏、ミンミン鳴かれると暑苦しい?形もあんまり可愛くない。
フランス人のイメージは逆で、忍耐強い、太陽の申し子、夏、バカンスと
良いことばかりなのです。そして、幸福のシンボルと呼ばれているのです。
そして、セミには北限があって、南仏にしか生息していないのです。
パリでセミの鳴き声って聞きませんよね。
夏バカンスでプロヴァンスに訪れる人々は、あのセミの声を聞き
「あぁ~南仏だなぁ。太陽一杯。なんて楽しいのだろう~」と感じるのです。
ちなみにこちらのセミはミンミン鳴かないのです。どちらかというとジジジー♪
是非、幸福のバカンスは南フランスに是非どうぞ。
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