南仏プロヴァンスは意外に寒い

公開日 : 2011年01月27日
最終更新 :
筆者 : 堀 泰子

南フランスと言えば冬でも暖かいというイメージですが、プロヴァンスは意外と寒いのです。

コート・ダジュールのニースやカンヌと比べると、気温は同じでも体感温度が下がります。

それは、『ミストラル』(Mistral=親方)という強い北風のせいです。

フランス南東部に吹く地方風の名前です。

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この風はプロヴァンスでは年中吹いているのですが、特に冬はきつくなります。

アルプス山脈や中央山塊からローヌ河谷を通って、地中海に抜けて吹き抜ける

寒冷で乾燥した北風です。ひどい日には1週間以上続くこともあります。

隣接地域のイタリア北西部で吹く同じ風は、イタリア語でマエストラーレ(maestrale) です。

体感温度はグッと下がって寒いのですが、このミストラルの恩恵はお天気が保証され、

ゴッホやセザンヌが描いたあの青空がどこまでも深く広がります。

意外に寒いプロヴァンスに冬いらっしゃた旅行者の方、是非、このミストラルを

青空体験して頂くの面白いかと思います。

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ミストラルの中、結婚写真撮影にいどむカップルもいます。

やはり、愛する二人は寒くても関係ないのでしょうね。

どうぞ、末永くお幸せに♪

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