No105:モロッコ旅⑤ Imilchil(イミルシル)

公開日 : 2018年11月11日
最終更新 :
筆者 : Shiho

日本人からしたら、モロッコの秘境...というのはシェフシャウエンでしょうか?

モロッコ人が思うモロッコの秘境と言えば...

ここ、モワイヤンアトラスにあるImilchil(イミルシル)ではないでしょうか?

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砂漠に行く途中のティネリールという町から北へ車で約3時間ほどなので、グランタクシーをチャーターするか、もしくはミニバスかヒッチハイクで行くのが王道な行き方ですが、今回はBeni-Mellal(ベニメラル)からEl Ksiba(エル クシバ)を通り、Imilchilに向かいました。

道中の景色は、地層を楽しんだり...

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急に白樺並木が現れたりと、アトラスの不思議を感じます。

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また、羊飼いや、ロバに乗っている風景もフォトジェニック。

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ここImilchilで、最も、有名な9月に行われる、Imilchil Moussemという、お祭りがあります。未婚の女性たちはベルベルウエディングとよく呼ばれる白いスパンコールがついたタピ(カーペット)をまとっています。このフェスティバルに合わせて、大きな巨大市場も開かれ、ラクダや羊、馬など、動物たちが売られいます。

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このフェスティバル、湖のそばで行われるのですが、この湖には偉大な恋愛秘話があります。

「昔、この地に住む男女が恋に落ち、結婚を誓い合ったけれど、お互い別々の部族の出身であり、その部族は対立関係に婚約が許されることはなかった。悲しみにくれた男女はそれぞれの村で絶えず涙を流し続け、その結果二つの湖ができ、彼らは一緒に湖に身を投げました。」

街に近い湖が花嫁の湖と呼ばれている「Tislite」

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さらに10分ほど車で向かうと、花婿の湖の「Lsli」もあります。

天気によって、湖の見える色が違うから不思議...

の湖は少し、エメラルドグリーンに見えました。

この湖の間には山があり、二人の魂は死後も離れていると言います。

モロッコも、だいぶ変わってきましたが、まだまだ都市部でも日本のような自由な恋愛というのは普通ではありませんが、このことをきっかけに、他の部族とも結婚できるようになったと言います。

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長い間、第三者は立ち入り禁止でしたが、観光業に力を入れているので、私達、旅行者にも伝統的な衣装や食べ物、音楽、ダンスでもてなしてくれるようです。ただ、9月のいつからやるかは、本当にギリギリじゃないとわからないので、必ず確認のうえお出かけください。

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