No89:アトラス山脈ティシカ峠 拡張工事中

公開日 : 2018年08月04日
最終更新 :
筆者 : Shiho

マラケシュからの砂漠への行き来で、避けては通れない道が通称「リバース街道」と呼ばれている、ティシカ峠です。

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Aït Ourir(アイトウリール)を過ぎ、Touama(トゥアマ)の街を超えるとグネグネ道が始まります。その道が3時間半くらいOuarzazate(ワルザザード)までカーブが続きます。

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一緒に乗りあうモロッコ人が、床に吐いたりすることは普通で、民度が低いモロッコ人はそれを片づけないことも普通です。

なんなら乗車中にサンドイッチやヨーグルトなどをバクバク食べていて当たり前のように吐いています。

もちろん、日本のように幼少期から遠足や社会見学のような大型バスで教育上どこか出かけることもないし、特に砂漠地域の方はモロッコの中でも教育、インフラ、医療等全てが遅れていることもあり...車酔いに限らず、色々なことに対して、無知。

そもそも、今日初めてこのバスに乗って遠くへ出かける人がたくさんいるわけで...目的地がこんなにグネグネ道の先だということを知らないモロッコ人のほうが多いわけです。観光客のほうが事前調べで、よっぽどティシカ峠の怖さをよく知っていると思います。

酔いやすい人には、以前紹介した、No24:対策必須!モロッコの乗り物酔い

https://tokuhain.arukikata.co.jp/marrakesh/2018/03/no24.html

モロッコで12DH(144円/1DH=12JPY)私が愛用している酔い止め、Dramamin(ドラマミン)をおススメします。

正直、なぜトンネルを掘らないのか?掘ると山が崩落するのか?理由はわかりませんが、モロッコの経済・観光の中心都市であるマラケシュと砂漠方面は増加する交通需要への対応を考える必要があると思います。特に、観光業が大きく経済を活性化させているモロッコでは旅の起点となる、マラケシュとサハラ砂漠地域の道路をもっと走りやすくして欲しいな...というのが切なる願いです。

さて、今回、OuarzazateからMarrakechに帰る途中、落石で1時間20分くらいの通行止めにあいました。

現場はかなり先だったので、写真は撮れませんでしたが、もちろん渋滞。

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現在拡張工事が進んでいるため特に、マラケシュに向かう方の道がガタガタしています。

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冬は雪で通行止め。事故で通行止め、落石で通行止め。カーブで曲がりきれず車が落ちることも多々...。

みんなイライラすることもなく楽しそうにお話ししながら待っています。

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観光地である、ザゴラやメルズーガの砂漠、アイトベンハッドゥ、ワルザザードの映画スタジオなど、アトラスを超えないと楽しめないモロッコの楽しみ方もたくさんあります。ナツメヤシのオアシスもアトラス山脈を越えて見られる素敵な景色です。

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ティシカ峠ご通行の際は、道中、十分お気を付けください。

Bonne route!

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