No67:イスラムの国の神秘のワイン Le vin gris
ワインといえば、赤・白・ロゼが日本ではメジャーでしょうか?
モロッコはイスラム圏ですが、ワイナリーがあります。
フランスの植民地時代、フランス人が持ち込んだワイン。メクネス、エッサウィラ、モハメディア...
農業大国であるモロッコは風土や気候にも恵まれ、多くの地域でワインを生産しています。
歴史と伝統を誇るモロッコのワイナリーの 中でもモロッコに訪れたら、是非トライしていただきたいのがLe vin gris(ヴァン・グリ)。グレーのワインです。
黒ぶどう(赤ぶどう)から造られる白ワインのことです。色は、ほんのり赤や黄色味がかった白といったところでしょうか...ロゼの色味と比べるとさらに薄いです。
お味は白よりもコクがあり、赤よりもさっぱりと。どんな食事、そしてデザートにも合う、大変飲みやすいワインです。
モロッコのお酒を扱うレストランやスーパーでは、赤・白・ロゼ・グリと4つに種類が分かれています。
私がオススメするお手頃価格のグリのワインを3種類ご紹介!
1.Médaillon
メダイヨン!といえば、モロッコ在住のお酒好きの人は知らない人はいないくらいの名の知れたワインです。
赤、白、ロゼ、グリと4種類あり、ブドウの恵みを楽しめます。
中でもグリは厚みのある果実味と柔和な酸のバランスが良くスッキリとした後味です。
産地:Benslimane/ベンスリマン(モハメディア)
値段:99DH(1188円/1MAD=12JPY)
2.PERLE GRISE DE MOGADOR 2017
エッサウィラのワイナリーがつくる、有機農法で育てられたブドウで、
ベリーフルーツと甘酸っぱいキャンディーのようなスッキリとしたワインです。
口に含んだ瞬間にひろがる香りが最高です!コクがあり、お肉にも魚にもあうワインです。
産地:Essaouila/エッサウィラ
値段:94DH(1128円/1MAD=12JPY)
3.LARROQUE
私が、ラクダさんと呼んでいるこのワイン。農業が盛んな地域、メクネス地域で生産されたワインです。
紹介している中では、一番口当たりがまろやかでフルーティー。 飲みやすくきれいな喉ごしです。
パッケージも可愛いですし、ミニボトルもあるので、モロッコ土産にもいいですね!
産地:Meknes/メクネス
値段:84DH(1008円/1MAD=12JPY)
モロッコは旅行者や在住外国人も多い国のためか、イスラム諸国のなかでも
大都市では、比較的アルコールが手に入りやすいです。
しかしながら、2012年ごろにMarjan(マルジャン)、2016年のはじめ、ASIMA(アシマ) 大手スーパーではお酒の販売事業から撤退し、現在購入できるのはCarrefour(カルフール)というスーパーだけになります(お酒コーナーは早くしまります。ラマダン中は購入不可です。)スーパーといえど、モロッコはまず、どこの街でもスーパーがあるとは限らず、田舎に行けば行くだけ、購入しにくくなります。
レストランでも全てのレストランでお酒を取り扱っているわけではないですが、大都市であれば、観光客向けのレストランや大きめのホテルのバーなどで飲むことが出来ると思います。
マラケシュの旧市街に小さいカルフールと新市街のカレエデンという場所に1件ずつCarrefourがあります。
(GoogleMAPはジャマエルフナに近い、小さいカルフールを表示しています。)
タクシーの運転手も、「カルフールに行きたい」と言えば、「小さいカルフール?大きいカルフール?」と聞いてくると思います。どちらもお酒購入可能です。
是非、モロッコにお越しの際は、グレーのワインLe vin grisを飲んでみてください!
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