超低屋根住宅の謎 マニラ面白アイテム3

公開日 : 2014年05月03日
最終更新 :
筆者 : Okada M.A.

日本の住宅なら昔からの伝統のサイズがあって、畳なら「サブロク」の三尺六尺:約90cm×180cm、部屋の単位は畳の数で、洋風のリビングでも「二十畳の広さ」というと、あー広いねー、というようにすぐイメージできます。襖や障子の高さも六尺で、天井の高さはハ尺の約240cm というのが普通です。

一応ここマニラでも、私の家の天井の高さは約240cmで、これがアジア人にとっての心地よいサイズなのかなと思えるのですが、しかし、ここにそんな常識では計りきれないユニークなサイズ感覚の住宅群が、マニラにはあります。

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典型的な超低屋根住宅。左右の家と同じく、この低屋根住宅も鉄筋コンクリート造り。決してバラックなどではありません。左右の家の天井辺りの高さと比較すると、その低さが一段と際立ちます。

これは何処かの変わり者が建てた一軒という訳ではなく、この低屋根住宅が街中のアチラにもコチラにも。ここには何か特別なサイズ感覚がある、と見た方が良いようです。何しろ天井ではなく、屋根の高さが約2m!。

さてでは、ここはひとつ以前の記事「建築中の廃墟」(2014年1月)の記事のように「路上観察」に出掛けて見ましょう。

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こちらは塀も門扉も立派で、しかも自家用車付き。決して経済的な問題で屋根が低いということではなさそう。。。クリーム色の壁の家はすでに後ろ隣の家が見えているのです。

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低屋根住宅の二階建。何かこういう風に見ると、この家の土地だけが陥没している様にも見えますが、間違いなく同じ平面上に並んでいます。

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低屋根の屋根裏部屋付き住宅。何とも可愛らしい屋根裏です。友達が道から直接遊びに来れそうです。

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低屋根長屋。マニラの八っつぁん、熊さんがいるようです。

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低屋根住宅の廃墟。こう見ると秘密のひとつは床が土間になっていることにあるようです。この方が涼しいのかも。

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ジープニーの高さと比較するとその低さがよく分かります。

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低屋根店舗。フィリピン名物の「サリサリ・ストア」は駄菓子屋も兼ねていますが、子供には丁度いいかも知れませんね。うしろの屋根は高くなっていて普通の住宅に見えますが、実は二階があるのです。

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