ザジとの旅はじめ(2018年)

公開日 : 2018年10月25日
最終更新 :
筆者 : Satchi

 知らないことばかりの動物との渡航、ゼロからのスタートでした。

 狂犬病予防接種は犬だけのものという認識しかなかった私は猫にも必要なのかということから調べなければなりませんでした。

 必要です。ザジが一匹目の猫だったので、猫について何も知らずに飼い始めたということもありますが、国内に狂犬病を持ち込まないためにも、狂犬病予防が義務なのだ、ということを理解することで、猫にも『接種が必要』ということを理解することができました。

 1.マイクロチップISO11784(フランス、ユーロ圏内指定)混合ワクチンを接種。混合ワクチン接種時期から3週間〜1ヶ月後 狂犬病予防接種1回目。

 2.1回目の接種時期から1ヶ月後 狂犬病予防接種2回目を接種

 3.2回目の接種時期から1ヶ月後抗体ができたことを確認し、血清検査を公的機関に獣医師から送付され、血清を数値化された書類を受け取ります。出国時(これを担当する機関農林水産省では輸出と言います)

同時進行で、実際の搭乗予定の飛行機に動物の同乗手続きをします(外資系の航空会社は条件に則っていれば**客室へ一緒に搭乗することができます!)

渡航先の宿泊先に動物同室可能か否かの確認をします

これらの帰国時期により、必要な書類、帰国時(これを担当する機関では輸入と言います)

 マイクロチップを皮下注射で埋め込むのですが、その際に証明書を発行するために申請する用紙『動物個体識別(マイクロチップ・動物ID)登録申込書』が手渡されますが、後に検疫の申請時に必要な書類の一つです!大切に保管しておきましょう。

 そして、郵便局で申し込み手数料を支払い、登録手続き完了です。数日か1週間程でデータ登録完了のハガキが届きます。

 狂犬病予防接種、血清の検査までは獣医師と相談の上進めるとして、ここでは特に記述しません。

 必要なことは2回の予防接種を受け、その抗体ができているという証明です。この手続きは、日本に入国の際にも必ず証明する必要な手続きとなります。ので、獣医師の先生と綿密に日程を決め、その後、先生にお願いしなければならない書類を確認し、渡航前の1週間以内に獣医師の健康診断を受け、健康だということをきちんと診断書として記してもらう必要があります。

 自力、他力、双方の協力が必要です。信頼できる先生と計画を進めましょう!

 そしてここから、飼い主さんの出番です!ネットで動物の検疫予約をする場合、NACCS というオンラインの申請システムを使用しましたが、細かなところまで把握しなければならないのでとてもややこしく、難しいです。が!!これをしておくと後の更新がスムーズになるので私はシステムを使用しました。そして、帰国の際にも、ネットで帰国日と検疫検査の申し込みができるということでした。

 動物検疫所から、リンク貼られているページから飛んで、持ち込む動物のプロフィールを細かに打ち込みます。生年月日、身長体重、この模様、品種等です。

 その後、ローマ字、英語表記が必要です。

 そして、進めると接種したワクチン、狂犬病予防接種の時期、製薬会社等も入力します。この時は手元の資料ではワクチンの製薬会社はわかっても会社の正式な英語表記はわからなかったので、獣医師に確認をとりました。

 動物検疫の為、出国する空港の検疫所に予約を取ります。農林水産省の検疫関連業務を参照にしてください。

 http://www.maff.go.jp/aqs/

空港各所に指定の検疫所があります。

 そして、検疫所の方達はとても親切です。きめ細やかの対応をしてくださいますので、メールでコンタクトをとり、状況を伝えることで必要な情報をキチンと教えてくださいますので心配はいりません。私は確認のために、スマホで書類をスキャンし、メールに添付して送信しま書類の不備、記入漏れ等の確認と準備のために、二重チェックすることで、当日、双方の時間短縮にもなります。   出国当日、予約の時間に検疫所の獣医師に資料を提出します。健康診断をしてもらいます。そして、健康ですよ!問題ありませんよという証明にキャリーケースにタグが貼られます。

 そして、出国となります。出国の際、私はとトイレを手に持つとして持ち込みました。ザジがトイレするよというタイミングで鳴いてくれるので、それが合図となりました。ご飯やお菓子を忍ばせて、搭乗しました。

 たまにトイレ休憩を挟み、様子を見ながらトイレでキャリーから出し、猫の状況を見ながら飛行機の中で過ごしました、

 そして、12時間の飛行を経て、到着したシャルルドゴール空港では、金属探知機を通り、税関をくぐり抜けました。動物用の検疫所が特にないようです‼︎ということで、日本で用意し、手渡すはずの健康診断、書類等は誰の目にも触れず現在も所持したままです。。そこに行くまでの緊張感を返してください!という気持ちになりますが、晴れて、フランス共和国の一員となった私たちでした。

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