【美食の都リヨン】5月19日からレストランのテラス営業が再開!リヨンのおすすめテラス10選

公開日 : 2021年05月17日
最終更新 :

【フランス リヨン便り n°52】

こんにちは。フランスのリヨン在住マダムユキです。

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2020年11月からレストラン・カフェなどの飲食店の営業がテイクアウトを除いて禁止され、外食ができずに6ヵ月が過ぎました。「外食する」という行為がどれほど日常生活に潤いをもたらしていたかを痛感しています。日常空間とは異なる場所での食事は、友達同士であっても、家族間でも、同僚と仕事帰りの1杯でも、会話を弾ませ、食をすすませ、人間関係を深めることができるのです。行きたいときに行けた場所に、行きたいけど行けないという状況はストレスの何ものでもなく、そろそろ我満の限界が近づいていたところでした。きっとそれは私だけではないと思います。

春の青空が広がり、「テラスでランチやアペリティフを楽しみたいなあ」と、心も体もうずうずしていたところに、4月30日、朗報が舞い込んできました。マクロン大統領が日刊紙のインタビューで外出制限を段階的解除していく旨を示唆し、飲食店や美術館・博物館などの文化施設やスポーツ施設を再開していく方向にあることを発表したのです。続いて、5月11日にカステックス首相も日刊紙のインタビュー、そして、国営放送France 2のインタビューで外出制限の解除について詳細を説明し、カフェやレストランの営業を3段階で許可していくことを発表しました。

フランス国内のワクチン接種が進み、特に高齢者の新規感染が減少しています。カステック首相がインタビューで「われわれはようやくコロナ禍から持続的に脱出しつつある」そして「昨年夏以降の外出制限等解除との違いは、われわれが学び、ワクチン接種を行っていることである」と述べました。私たちは長いトンネルの出口に向かっているようです。

カフェ・レストランの営業再開に向けて

第1段階:5月19日以降

カフェ・レストランのテラスでの営業が許可されます。収容人数は定員の50%を上限とし、テラスでの着席のみで1テーブルは最大6人までという条件つきです。

第2段階:6月9日以降

カフェ・レストランのテラスでの収容人数の上限が解除され、店内での飲食も着席型のみで許可されます。ただし、店内では収容人数の50%を上限として、テラスも店内も1テーブルの着席数は最大6名までです。ナイトクラブは引き続き閉鎖となります。

第3段階:6月30日以降

カフェ・レストランのテラスおよび店内での収容人数の上限が解除されます。店内では、引き続き、着席での飲食となります。

カフェ・レストランのおすすめテラス10選

6ヵ月間、レストラン営業再開の日を心待ちにしていました。テラスがオープンしたらどこに行こうか、どこでアペリティフを楽しもうか、あれこれ思いを巡らせています。テラス営業までのカウントダウンが始まりました。次のおすすめテラス10選は、私が5月19日以降に駆け込みたいレストランをセレクトしています!

※情報は2021年5月17日現在です

1 LE MOMENT(ル・モモン)

タイプ:フレンチ・ガストロノミー

シェフ:Grégory FELIX

予算:日替わり料理€15、ランチ€18.50~、ディナー€39~

ひとこと:リヨン第9区は注目のエリアです。新鋭シェフのお店が続々とオープンしています。当レストランのテラスは緑に囲まれていて、木もれ陽の涼しげな雰囲気で洗練されたフレンチを堪能できます。

・住所: 33 rue de Saint Cyr 69009 Lyon France

・電話: +33 4 78 83 23 71

・最寄り駅: 地下鉄D線「Gare de Vaise」

・公式サイト: http://www.restaurantlemoment.fr/

・店内収容人数: 70人

・テラス収容人数: 100人

2 L'OCTAVE(ロクターヴ)

タイプ:フレンチ・ガストロノミー

シェフ:Stéphane BLEIN & Florian MIGEOT

予算:日替わり料理€17、ランチ€19~、ディナー€38~

ひとこと:ワインリストがすばらしい。洗練された創作料理にお洒落な内装。今、リヨン第9区から目が離せないマダムユキです。

・住所: 60-62 rue des Dock 69009 Lyon France

・電話: +33 4 37 50 28 55

・最寄り駅: 地下鉄D線「Gare de Vaise」

・公式サイト: https://www.loctave-restaurant.com/

・店内収容人数: 100人

・テラス収容人数: 60人

3 CHEZ LUCCIEN(シェ・リュシアン)

タイプ:フレンチ・ビストロ

シェフ:Benjamin

予算:日替わり料理€13、ランチ€€、ディナー€32~

ひとこと:リヨン第4区は地元リヨン人に人気の地区で、隠れたスポットの宝庫なのです。当レストランのテラスはカジュアルでアットホームな雰囲気で大人気。バスクとリヨン料理の驚きのマリアージュを楽しめます。

・住所: 0 rue Belfort 69004 Lyon France

・電話: +33 4 26 07 35 76

・最寄り駅: 地下鉄C線「Hénon」

・公式サイト: https://www.chez-lucien.fr/

4 LE THEODORE(ル・テオドール)

タイプ:フレンチ・ブラッスリー

シェフ:Marco CHOPIN

予算:日替わり料理€18.50、ランチ€25~、ディナー€€€

ひとこと:リヨン第6区の並木通りに面したテラス。店内もエレガントな内装で、サッカー選手ロナウドさんも立ち寄りました。リヨンのセレブリティに人気のブラッスリーです。

・住所: 34 cours Franklin Roosevelt 69006 Lyon France

・電話: +33 4 78 24 08 52

・最寄り駅: 地下鉄A線「Foch」

・公式サイト: https://www.letheodore.fr/

・店内収容人数: 120人

・テラス収容人数: 80人

5 LE VICTORIA HALL(ル・ヴィクトリア・アール)

タイプ:ワールドフーズ

シェフ:Denis PASDELOUP

予算:日替わり料理€16、ランチ€26~、ディナー€45~

ひとこと:ブルジョワの邸宅を改装した隠れ家のようなレストラン。洗練されたインテリア、洗練された料理、洗練されたサービス。おしゃれ度が抜群です。

・住所: 33 rue du Repos 69007 Lyon France

・電話: +33 4 37 28 07 97

・最寄り駅: 地下鉄D線「Garibaldi」

・公式サイト: https://www.victoriahall.fr/

・店内収容人数: 130人

・テラス収容人数: 100人

6 AUX TROIS MARIES(オ・トロワ・マリー)

タイプ:ブションリヨネ(リヨン料理)

シェフ:Alban VEHI

オーナー:Clémentine ROURE

予算:日替わり料理€13、ランチ€22~、ディナー€25~

ひとこと:リヨンの伝統料理が味わえる「ブション(Bouchon)」と称されるビストロ系のレストラン。テラス席でも布製テーブルクロスなのがマダムユキのポイントアップの理由です(個人的な嗜好なのですが、布製テーブルクロスのお店を好みます)。オーナーがクレモンティーヌさんになり、老舗ブションに新風を取り込み、洗練されたリヨン料理を提供しています。リヨン旧市街という観光地ですが、地元リヨン人にも人気のおすすめできるテラスです。

・住所: 1 rue des Trois Maries 69005 Lyon France

・電話: +33 4 78 37 67 28

・最寄り駅: 地下鉄D線「Vieux Lyon」

・公式サイト: http://aux-3-maries.fr/

・店内収容人数: 70人

・テラス収容人数: 12人

7 CASABEA(カサベア)

タイプ:地中海料理

オーナー:Grégoire & Béatrice TALAMON

予算:日替わり料理€12、ランチ€€、ディナー€20~

ひとこと:リヨンの中心、レストラン街メルシエ通りの近くという抜群のロケーション。歩行者専用道路に面しているので町なかとはいえ落ち着いて食事を楽しめます。内装もとってもおしゃれです。

・住所: 5 rue de la Monnaie 69002 Lyon France

・電話: +33 4 78 37 90 80

・最寄り駅: 地下鉄A線「Cordelier」

・公式サイト: https://www.casabea.fr/

・店内収容人数: 150人

・テラス収容人数: 50人

8 LA PETITE AUBERGE(ラ・プティット・オーベルジュ)

タイプ:フレンチ

シェフ:Philippe

予算:日替わり料理€10.50、ランチ€14~、ディナー€19~

ひとこと:オーナーのフィリップさんとアランさんは中学校の同級生。ふたりの友情はレストランのアットホームな雰囲気にも反映されています。季節を大切にした地産地消の料理をシャレ―のような趣のある家屋とその前に広がるテラスで楽しめます。

・住所: 2 place Eugène Wernert 69005 Lyon France

・電話: +33 4 78 25 29 33

・最寄り駅: 「Vieux-Lyon」よりケーブルカーで「Saint Just」下車

・公式サイト: https://www.lapetiteaubergelyon.fr/

・店内収容人数: 40人

・テラス収容人数: 50人

9 SELCIUS(セルシウス)

タイプ:地中海料理

シェフ:Aurélien SILVE

オーナー:Manuel VIRON

予算:日替わり料理€、ランチ€~、ディナー€24~

ひとこと:リヨンの新市街地区コンフリュアンスのソーヌ川沿いにあるレストラン。地中海の島にバカンスに来たような、コージーな雰囲気のテラスはリヨン人に大人気。

・住所: 43 Quai Rambaud 69002 Lyon France

・電話: +33 4 78 92 87 87

・最寄り駅: 地下鉄A線「Gare de Perrache」

・公式サイト: http://selciusrestaurant.fr/

10 LES TERRASSES DE LYON - VILLA FLORENTINE(レ・テラス・ド・リヨン)

タイプ:フレンチ・ガストロノミー

シェフ:David DELSART

予算:日替わり料理€、ランチ€49~、ディナー€76~

ひとこと:リヨンを一望できるテラス。ロケーションのみならず、料理のクオリティも最高級。5つ星ホテルのミュシュランガイド星付きのレストランですから、マダムユキのコメントは不要ですよね。真剣においしいです。

・住所: 25 Montée Saint-Barthélemy 69005 Lyon France

・電話: +33 4 72 56 56 02

・最寄り駅: 地下鉄D線「Vieux Lyon」

・店内収容人数: 70人

・テラス収容人数: 30人

町を歩いていると、テラスにテーブルをならべて、5月19日の再オープンの準備をしている様子が見られます。生活必需品以外の商店の営業も再開されます。美術館・博物館、映画館、劇場も再開し、屋内は800人まで、屋外は1000人まで収容を可能とします。スポーツ施設の観客動員も許可され、屋内は800人まで、屋外は1000人まで収容が可能となります。

さらに、5月19日から夜間外出制限の開始時刻が19時から21時に繰り下げられ、夜の外出を楽しむことができるようになります。

世の中が再び動き出そうとする躍動感が町に広がっています。地底に沈められたマグマが噴き出すかのように、町なかにエネルギーが解き放たれ、明日への希望の源となって、燃え始めようとしています。

変異種による感染再拡大が懸念されていますが、ワクチン効果を期待して、このように通常の生活に戻そうとする動きが始まりました。もちろん、先行きの不透明感はぬぐえませんが、レストラン・カフェ、そして美術館、博物館、映画館、劇場、スポーツ観戦施設の再開は、私たちの生活に再び潤いを与え、活力を生み出してくれることでしょう。

食、文化、スポーツといった当たり前のように享受していたものが当たり前でなくなってはじめて、その大切さを実感しました。再開が待ち遠しいです。あともう少しです。

引き続き、皆様お身体ご自愛くださいませ。

マダムユキより

筆者

フランス特派員

マダムユキ

リヨン在住20年以上。フランス各地の魅力を文化・芸術・建築・食を中心にお届けしたい。

【記載内容について】

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