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フランスのリヨンで、日曜日は「蚤の市」で掘り出し物を探そう

カテゴリー:ショッピング・雑貨・お土産 / 文化・芸術・美術 / 旅行・ツアー・ホテル / 生活・習慣・マナー / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2020年6月20日

【フランス リヨン便り n°27】


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フランスを旅行して、「日曜日にお店が閉まっている」ことに不便さを感じた方もいらっしゃることでしょう。
日本では、日曜日は土曜日の延長で、ショッピングや食事、美術館やコンサートなど、町にでかけて多彩な楽しみがあります。しかし、フランスの日曜日は町が閑散としています。美術館・博物館は開館してますが、百貨店も小売店も飲食店も、政府が指定した観光ゾーン以外は閉店しています。パン屋さんが午前中だけ営業しているくらいです。
それでは、「フランス人は日曜日に何をしているのだろう」と素朴な疑問が頭をよぎります。


2015年に調査会社CSA(CONSUMER SCIENCE & ANALYTICS)が実施した「フランス人が好む日曜日の過ごし方」調査によれば、回答者(複数回答可)の65%が日曜日は「家族と過ごす」と答えていました。家族と離れて暮らす単身者や学生はどのように過ごしているのでしょうか。続いての回答結果をみれば、56%が「散歩する」、41%が「テレビを見る」、27%が「ガーデニング・日曜大工」、24%が「読書」、16%が「家事」、16%が「スポーツ」、11%が「美術館やエキスポに行く」、8%が「買い物」となっています。


実は、フランスは日曜日や祝日の労働規制が厳しく、商店などの営業活動が制限されているのです。店主が営業したくても法的にできないのです。2006年に調査会社IFOPが「フランス人と日曜日の商店の営業」について調査したところ、回答者の56%が「日曜日に商店が営業できるように法規制を緩和することは望ましい」と答えていました。つまり、フランス人の半分以上は、日曜日にお店が開くことを望んでいるのです。2015年にも同様の調査が行われ、調査会社Odoxaによれば、回答者の68%が「日曜日に商店が営業することは望ましい」と答えています。


それでは、フランス人は日曜日に働くことをどう思っているかといえば、調査会社Odoxaによる2015年の調査で、「日曜日は働きたくない」という回答が56%を占めていました。
なるほど、フランス人にとって日曜日は「休息の日」、「家族の日」なのです。
フランス流にいえば「デパートに出かけたり、レストランで食事をすることだけが日曜日の過ごし方ではない」ので、「何か別の楽しみを探しましょう」ということで、日曜日に人気を集めているのが「蚤の市」です。


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「蚤の市」とは、「不用品を広場などに集めて交換・売買する青空市、フリーマーケット」を意味しますが、パリ北部の路上で古物を売る特設市場(Marché aux Puces)が起源だそうです。パリの三大蚤の市「クリニャンクール蚤の市(Marché aux puces Saint Ouen)」、「ヴァンヴ蚤の市(Marché aux puces Vanves)」、「モントルイユ蚤の市(Marché aux puces de la Porte de Montreuil)」はとても有名で、地元の人にも観光客に人気があります。

実は、リヨンにも「蚤の市」が開かれています。正確にいえば、リヨンの隣町ヴィルールバンヌ市(Villeurbanne)になりますが、5.5ヘクタールの敷地に屋内屋外600露店が並び、パリのクリニャンクール蚤の市に次ぐ、フランスで2番目に大きなフリーマーケットです。
1995年に、ヴィルールバンヌ市の水力発電所にローヌ川から水を引くために人工的に造られたジョナージュ運河(Canal de Jonage)沿いに創設され、「ピュース・デュ・カナル(Les Puces du Canal)」、直訳すれば「運河の蚤の市」と呼ばれています。


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蚤の市は、フランスの生活様式、伝統、文化、歴史の一部を垣間見ることができます。古本や古着、古物、古道具、年代物の家具・調度品、食器、アクセサリーなど、ジャンルも幅広く、驚くほど何でも販売されています。店主も骨董品商、古物商、雑貨商、古本商などのプロフェッショナルから、不用品やがらくたを処分する一般家庭まで幅広く、本物、偽物、複製品、ジャンク品とクオリティもさまざまですが、本来の機能性が失われてもインテリアやアクセサリーとして工夫すればお洒落なヴィンテージアイテムになります。自宅用づかいにもプレゼントにもお土産品にも、バイヤー気分で掘り出し物さがしを楽しめます。
「蚤の市」のもうひとつの楽しみは、何といっても「値段交渉」です。値札は目安ですので、明るい笑顔で「おまけして」って、値切ってみると意外と成功します。それが蚤の市の醍醐味なのです。お気に入りの品に出合えて、さらに「得した気分」になれる! 「蚤の市」歩きはやみつきになりますよ。


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【ピュース・デュ・カナル(LES PUCES DES CANAL)】
・住所: 5 rue Eugène Pottier - 69100 Villeurbanne France
・営業時間: 木曜日 7:00〜13:00、土曜日 9:00〜13:00、日曜日 7:00〜15:00
・URL: https://www.pucesducanal.com
・アクセス: 公共交通機関のアクセスはあまりよくありませんが、シャルペン(Charpennes)から37番線で「Roulet」停留所下車、徒歩4分(日曜日は運行本数が少ないので時刻表をご確認ください)
・備考: 治安は悪くありませんが、蚤の市という性格上、高価な衣服・装飾品の着用は避け、休日のラフな服装をおすすめします。ショッピングバッグ(エコバッグ)も忘れずに。屋内はマスク着用が義務付けられています。

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マダムユキさん

フランス・リヨン特派員のマダムユキさんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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マダムユキさん

リヨン在住20年。リヨン第二大学で美術史専攻。中世からルネサンス期の美術品・絵画・建築を得意とする。ワインとビールが生活の友。フランス現地手配会社を経営する。フランス リヨンの文化・芸術・建築を中心に、リヨン情報をお届けしたい。ツアー情報などのお問い合わせはこちら
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