ルクセンブルクで人気のシードル "Ramborn Cider"
最近スーパーでとても多くのリンゴが売られているのを目にします。
日本のものより小ぶりですがとても甘くてジューシー。
私はそのまま皮ごと食べたりサラダに入れたりしてよくリンゴを食べています。
ルクセンブルクではcremanや白ワインも有名ですがシードルもよく飲まれています。
お店に行くとワイン? それともシードルにする? と聞かれるくらい。
この国の方たちにとって、とても身近な飲み物なのだと思います。
スーパーのシードルコーナーにはいくつかのメーカーのシードルが売られていますが
その中でよく見かける"Ramborn Cider"の工房見学に行ってきたので紹介したいと思います。
Rambornの工房はドイツとの国境沿いのBornにあり多くの自然に囲まれた素敵な町にあります。
ルクセンブルクで最初のシードル工房が創業したのは数年前。日は浅いのですが、シードルの数多くの賞を獲得しています。
店の中の雰囲気とリンゴの模型
この土地の自然の生態系を守りながら地元農家の方たちと協力して、現在約100種類のリンゴや洋ナシが育てられているとのこと。
リンゴにたくさんの種類があることに驚き。
まず、シアタールームで創業の経緯やシードル作りの歴史の説明。
Bornは昔からリンゴの木が数多くあり、リンゴの村として有名でしたがその活用がうまくされていませんでした。
以前は100万本もあったリンゴの木が現在はその1/10ほどに減っていしまい、
このリンゴをうまく活用できないかと。そこで、昔からわずかに作られていたシードルに目をつけ、
イギリスのシードルの製法とルクセンブルクのワイナリーの醸造技術を基盤に、現在のRambornのシードルができ上がりました。
現在の工房は1700年代に建てられた醸造所を改築していて、その頃の面影を残すカーブも見学。
最盛期ではなかったので、まだ仕込みはされておらず写真で説明をうけましたが
農家から運ばれてきたリンゴをここで洗って、大きなステンレスタンクで仕込みをするそうです。
ひと通りの説明が終わって、お待ちかねの試飲。
いろいろな種類のシードルや工房でしか売られていない商品の試飲もでき、それぞれのシードルの違いに驚き。
オリジナルは王道のシードルの風味ですが、ファームハウスという昔ながらのシードルは甘みも少なく、ドライな印象でした。
ビタースウィートはルクセンブルクのシードルとイギリスのシードルを合わせていて、
オリジナルとファームハウスの中間のような美味しさ。
その中でも特に私が美味しいと思ったのが洋ナシのシードル!!
甘みが強く洋ナシの香りも強く、とっても飲みやすかったです。
どれも甲乙つけがたいくらい美味しくてクイクイのんでしまい、試飲で酔っ払い・・・・・・。
最近、スーパーで瓶入りのシードルではなく、缶入りのシードルも売っていて、
海外輸出も考えてホップを入れて作っているそうです。
試飲をしましたが、ビールとシードルの中間ような感じで、甘みは少なく。これも色々な食事に合いそうでとても美味しかったです。
工房までは車がないと不便ではありますが、ワイナリーとはまた違う雰囲気を味わえて、とってもおすすめです。
シードルは甘くて食事とあまり合わないのかなと思っていましたが、ルクセンブルクのからっとした気候と食事にはとってもよく合います。
このシードルは中心部のレストランやバー、そしてスーパーでもよく見かけますので、訪れた際に飲み比べてみたり、
お土産にしてはいかがでしょうか。
英語で詳しい説明やツアーガイドの案内が説明されています。
ツアーは予約も必要ですので、下の説明欄から見てください。
Ramborn
23, Duerfstrooss L-6660 Born Luxembourg
ツアー+試飲:10ユーロ(約1時間半)
https://www.ramborn.com/en/
opening hours: 水曜-日曜 14:00-18:00
【記載内容について】
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