モーゼル川沿いの素敵なワイナリー St Martin SA
Mosel川(モーゼル川)は全長545Kmの国際河川でフランス・ルクセンブルク・ドイツを流れるとても大きな川です。
ルクセンブルクとドイツ国境沿いの河川沿岸にはブドウ畑が一面広がりヨーロッパ有数のワイン生産地域としても有名です。
そのためモーゼル川沿いには多くのワイナリーが点在しています。
今回はその中の1つのRemichにあるSt Martin SAを紹介したいと思います。
ワイナリーの入り口には大きなSt Martinのワインボトルのオブジェがあります。
こちらは1919年に設立した由緒あるワイナリーで洞窟内にワインセラーが作られたため
内部は1年を通して約12度に保たれSt Martinのスパークリングワインとワインの品質を保っているそうです。
その長さは約1Km!
St MartinではそのCremantと呼ばれるスパークリングワインがとても有名です。
フランスのシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインがシャンパーニュ(シャンパン)で
Cremantはシャンパンと同じ製法で作られたスパークリングワインの総称です。
その技術が用いられているので愛好家にはとてもおいしく感じられるそうです。
(私はお酒が強くないので違いはよくわかりませんが・・・。)
今回はその内部を巡り、最後にワイン1杯を楽しめるツアーに参加してみました。
試飲するワインの杯数によって値段が分かれており
ガイドツアー+cremant 1杯で6.5€
ガイドツアー+cremant1杯+ワイン1杯で8€
ガイドツアー+cremant1杯+ワイン2杯で9.5€
ガイドツアー+cremant3杯(Brut,Demi-sec,Rose)で9.5€
どれもすごくお得!!
お酒が飲めない方や運転の方はジュースも用意されていて値段もさらに安いようです。
まずは洞窟の入り口で説明。
ツアーの言語は英語とフランス語があります。
タンクに入っているのが白ワインで木樽にはロゼワインが入っているそうです。
まずここでは1919年に洞窟内にワインセラーを建設。伝統的な技法を守ってcremantを製造し、
温度が洞窟内で一定なため品質もよくcremantの発泡が絶妙に出来上がるといった工程や
ワインの歴史を英語で丁寧に説明してくれました。
当時を再現して斜めにワインがいっぱい並んでいます。
中身はありましたがこれは飲めないそうです。
数日おきに少しずつワインを回して向きを変えながら澱を口元の方に集めていくそうです。
St Martinはこの回す作業を熟練者が行っているというから驚き!!
こちらはワインの澱が沈殿していく様子が見えます。
当時の澱を取り除く機械やコルクを詰めていた機械が展示されています。
St Martinのスパークリングワインは澱の部分を取り除いて少なくなった分に年代物の
スパークリングワインを混ぜることで美味しさを保っているそうです。
ツアーは約45分程度でぐるぐると回りながら説明を受け見学をしていくのであっという間です。
ツアーも終わっていよいよ試飲の時間。
お待ちかねのCremant!
開けたてを注いでくれます。
キレーイ!!
ショップではSt Martinの商品を購入することもできます。
ルクセンブルクのワインは日本では手に入りにくいので、ぜひお土産にされてはいかがでしょうか。
ツアーの言語は英語とフランス語がありCremantが出来上がる工程やワインの歴史を英語でも
丁寧に説明してくれるので十分に楽しめると思います。
併設しているレストランも素敵で日曜日にはブッフェランチもされているそうです。
レストランは休憩中で立ち寄れなかったので、また行った際には紹介したいと思います。
モーゼル川にはクルーズ遊覧船などもあり景色もとても良いところなので
是非ワインを堪能しつつ訪れてみてはいかがでしょうか。
St Martin SAのHPに詳しい情報が載っていますがフランス語のみの対応のようです。
ツアーの詳しい時間帯やワイナリーの雰囲気は掲載されていますのでよかったら参考にしてみてください。
ちなみに予約はHPからもできます!
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Caves St Martin SA
53 Route de Stadtbredimus, 5570 Remich
Restaurant Pavillon St. Martin
53 Route de Stadtbredimus, 5570 Remich
公式ホームページ https://cavesstmartin.lu/
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