No.1 ロングビーチ良いとこ一度はおいで
はじめまして。このたびカリフォルニア州ロングビーチ特派員となりました大平朱美です。
10年前にアメリカ人の夫が起業したアメリカのクラフトビールの輸入卸業の会社「株式会社ナガノトレーディング」を
現在私が代表をつとめています。
私自身はアメリカ・カリフォルニア州南部に拠点を構えながら、定期的にオフィスのある横浜を往復する生活を送っています。
仕事でクラフトビールを扱っている、ということもありますが、プライベートでもビールは好きなので
内容はビールや飲食店などに加えて、出張も多いのでそれぞれの地域のことなど、いろいろと楽しい情報を
お伝えできればと思っております。
どうぞ宜しくお願いします!
さて、記念すべき初回は、知名度の高いロサンゼルスに比べてロングビーチはご存知ない方も多いかもしれない、
ということも踏まえて、ビールの話ではなく、地域としてのロングビーチについての概略から始めたいと思います。
ロングビーチは正確にはロサンゼルス群ロングビーチ市。つまり、大きな意味でロサンゼルスの一部なのです。
ロサンゼルス群の中心地、ロサンゼルス市からは南に30キロほど行ったところにあります。
(ロサンゼルスは広いです!)
カリフォルニア州全体ではロサンゼルス、サンノゼ、サンディエゴ、サンフランシスコに次ぐ、という実は大都市。
特に、商業、観光としても重要ですが、実は貿易港湾における全米最大級の拠点として重要な役割を担っている
都市でもあります。
<商業と観光>
ロサンゼルスはビバリーヒルズやハリウッド、といったゴージャスなイメージがあるかと思いますが、
ロングビーチはそういう意味では若者文化と大人文化が発達した、オシャレさが売りです。
ロングビーチ出身者として知られているのは、女優のキャメロン・ディアスや俳優のニコラス・ケイジなど。
どちらかというとファミリーのイメージ、というよりは独身やDINKS(結婚しているが子供はいない夫婦)が
多いエリア、というのも特徴的です。また、ロサンゼルスの中でも同性愛者に寛大な都市としても知られていて、
国際色豊かなだけでなく、さまざまなジャンルのイベントも多く開催されます。
中心地区にはビジネス関連の多い訪問者をおもてなしする大きなホテル、クオリティーはもちろん
ハイセンスなレストランが軒を連ね、スマートなビジネスマンやビジネスウーマンたちが闊歩し、
仕事帰りには少し羽目を外して夜遅くまで賑わいを見せる街。
きっと仕事も遊びも120%全力で楽しむ人にはうってつけの都市です。
<貿易最大の都市>
ロングビーチ港は環太平洋地域との架け橋となるアメリカ最大級の貿易港。
つまりこのロングビーチ港から世界各国に向けての荷物を積んだ船が毎日出航していて
その量はアメリカの経済をも左右するほど。
昨年、一昨年はこのロングビーチ港に働く港湾員がストライキを起こしてしまったために
アメリカの貿易量が激減し、影響は海外にも。日本でもマクドナルドからポテトが不足、
スーパーの輸入食材が姿を消すなど大きなニュースにもなり、オバマ大統領も介入して事態を収束させたほどです。
ちなみに、弊社がアメリカからおいしいクラフトビールを輸入する際に使っている港がまさにこのロングビーチ港。
世界各国からの貿易のエキスパートも集まるこの都市は、本当の意味で国際貿易に関わるビジネス人があふれる場所です。
地理的な固いお話はここまでにして、次回以降はもっと緩い内容で日々の生活をご紹介したいと思います!
お楽しみに!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。