イギリスのディスカウント店「TKマックス」で年中お得にお買い物

公開日 : 2022年01月01日
最終更新 :

日本で新年の買い物といえば、福袋や年始のバーゲンでしょうか。イギリスにはこの時期に限らず、通年お買い得商品をゲットできる「TKマックス(TK Maxx)」という小売店があります。こちらはアメリカのディスカウント・ストアですが、オーストラリアやヨーロッパ諸国にも展開し、イギリス国内には450店舗以上もあり、かなり現地に根づいています。

C653BEA2-3691-4D0B-A85C-EBC0800D447E.jpeg

「定価よりも最大60%安く」という謳い文句のもと、食品から衣料、雑貨、キッチンやコスメ用品までさまざまな品目がアウトレット価格で入手でき、商品ラインアップも豊富なので毎回ワクワクさせられます。

使用頻度の少ない子供用品をお手頃価格でゲット

ロンドンでもあちこちで見かけますが、在住者として助かるのは、インテリア用品専門の系列ブランドであるホームセンス(Homesense)が入居する郊外型店。都心型より大型で、そのぶん品数も多いです。例えばわが家の近所にある店舗は、1階に紳士婦人、子供服、オモチャ類と時計やバッグなどの服飾品があり、カフェもあります。

505FBFAC-E17E-49F5-8DBE-C9EC1DF6E0E7.jpeg

子供用品でうれしいのは、オモチャや絵本もですが、仮装用の衣装が通年並んでいることです。現地の学校では、イベントごとになにかしらのキャラクターに扮して登校しなければならない機会が多く、たいていは1度きりしか使われないにもかかわらず、毎回揃えなければならないのがけっこう悩ましいです。そんなときにも頼れるのがTKマックス!いつ行ってもお買い得価格で安心です。

有名ブランド品が狙い目のコスメグッズ

ほかに、化粧品やバス・グッズといったコスメ用品、靴がズラリと並びます。さすがにいまはもう慣れましたが、初めて来店したときはきらびやかでオシャレなブランド品が格安価格で販売されているのを目の当たりにし、アレもこれもと衝動買いしそうになりました。

TKマックスの売り場にはあらゆるものが雑然と置かれており、よく見ると外箱がつぶれているのはまだしも、中身も開けられて、売り物として体をなしていないものも混じっていたりします。

08725AAC-EF55-4790-B2AF-1932D0D889D2.jpeg

スーパーでもそうですが、イギリスではこういった破損が激しい商品でも「だから割引なんだよ!」とでも言いたげに、当たり前のように売られています。中身が商品としてしっかりしているのなら問題ないのですが、なかにはどれだけ安くなっていても「これは買っても使えない」という品も多いので、注意が必要です。

キッチン、インテリア雑貨が豊富

2階に上がると半分は文具、園芸用品、掛け時計、スーツケースなどの旅行用品があります。中央に大型家具や調度品が並び、残りの半分に食品、キッチン、バス用品、食器、インテリア雑貨などが置かれ、これまたワクワクいっぱいのコーナーです。

何種類ものアジアン風デザインのカゴがあったり、お役立ち収納グッズや台所用品があったりと、隅々まで見てしまいます。特にクリスマスなど、季節の菓子はスーパーでは見ないオシャレなものばかりなので、手みやげにもピッタリです。

CF34F9DC-5C97-497F-9ACE-37B84B4C1F29.jpeg

食品は菓子類、調味料や茶葉、パスタ、オリーブオイルといった保存のきくものが主です。普通のスーパーではあまり見かけないイタリアやスペイン、フランスなど美食圏ヨーロッパ諸国の商品が多く、英語ではない商品表記が新鮮で、パッケージもおしゃれなものばかりです。TKマックスはイギリスのほかにヨーロッパで5ヵ国に展開しているので、独自の仕入れルートがあるのかもしれません。

イギリス国産のものとしては、ウィッタード(Whittard)や高級オーガニック商品など、さすがはイギリス、紅茶の有名ブランドやスコットランド特産の高級ショートブレッドがアウトレット価格で売られていてお得です。

2B092856-EBE4-428E-83EC-A69A6DAB1C6F.jpeg

ときおり正規価格とさほど変わらないものも混じっているので、雰囲気にのまれて財布のひもがゆるみ、余計なものまで買わないよう気をつけます。それでも、ル・クルーゼの鍋や食器がアウトレット価格でズラっと並んで選び放題など、誘惑は多いです。

最後まで油断できない誘惑の多さ

会計はどちらの階でも可能ですが、列に並ぶ場所にも購買意欲をかき立てられる魅力的な商品が並び、最後まで誘惑との戦いになります。けれども上で少し触れたように、なかにはいくら安くても品質に問題があるものもときどきあります。

AE8E510A-37A0-47FE-993D-8E1647F2F91F.jpeg

実際にあったのはオモチャの不良品で、見た目は新品でしたが電池を入れても動かなかったので、どうやら当たりはずれがありそうです。それぞれの品のよし悪しをしっかり見きわめ、ある程度目的を持って探したほうが、無駄な出費を防げてよいかと思います。それでも、観光の場合は掘りだし物を見つけに行くような、気楽にぷらっと入るのに最適ですので、ロンドン市内などで見つけた際はぜひのぞいてみてください。

◼️TK Maxx・URL: https://www.tkmaxx.com/uk/en/

筆者

イギリス特派員

パーリーメイ

2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。