超カンタン【徒歩でまわる由布院駅周辺の食べ歩きと買い物観光】

公開日 : 2020年01月03日
最終更新 :

全国屈指の温泉がある、大分県の湯布院市。今や平日でも外国人観光客などでにぎわう、大人気の観光地です。

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観光客にとって現地で気になることのひとつに、交通の便があります。その点、湯布院ではJR由布院駅からまっすぐに伸びる仲見世に数多くの食品店、土産物屋さんが軒を連ねているので、歩いて気軽に観光できます。

短くても楽しい由布見通り

駅を出ると、正面に堂々とそびえる由布岳が見えます。それを目印に駅前通りを進みます。すぐに「由布見通り」にぶつかるので、道路を渡ります。

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浴衣を貸し出すお店があるので、その後の街歩きや風光明媚な川べりなどを浴衣で歩けば旅気分が盛り上がります。人力車のレンタルもあるので、浴衣で乗れば写真映え間違いなしです。

国際化の進む湯布院観光地

この時点で既に数件の土産物屋さんが見られますが、小さな橋を渡るとまたすぐに「湯の坪街道」があり、通りはより長く伸び、商店も増えるのでブラブラ歩きにぴったりです。地元の人や他県の九州の人がいうには、10数年前までは湯布院と言えど、平日までこれほどにぎわうことはなく、外国人もここまで多くはなかったそうです。今では商店、飲食店、どこを見てもメニューや表示が英語は当然として、中国語に韓国、ベトナム語まで併記されるのが普通になっています。中国人観光客なんかにはまだまだ店頭デモ販売が人気で、ひと口柚子ゼリーの出店で皆さんたくさん試食しており、にぎわっていました。

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私はあまり大分県とカニの結び付きにピンと来ませんが、なかでも人気があったのがカニの爪の部分が抜き取られて売られてるカニ・スティックのお店。料金表などの紙にはむしろもう、日本語の表記を見つけることの方が困難です。外国人たちがワッと来て、次々に買っていきます。どこのお店でも、売り子さん達はしっかり片言の外国語で接客しているのに感心しました。

食い倒れ湯の坪街道

由布岳に向かってただただ、ひたすら真っ直ぐに突き抜ける「湯の坪街道」は食べ歩きの宝庫でもあります。夕飯は旅館で会席料理、なんてプランが既に決まっている場合は、お昼は屋台で軽く済ませて夜に備える、という手もあります。湯布院名物グルメのひとつ「金賞コロッケ」はその名の通り、昭和62年に「全国コロッケコンクール」で金賞を受賞し、日本一に輝いた実績を持つそうです。チーズや男爵味など、種類が豊富ですが、迷ったら人気ナンバーワンの金賞コロッケを。小ぶりですが、サクサクの衣と中のあったかいお芋が絶妙です。

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東京でも祭りなどでたまに見かけるご当地グルメ、「ばくだん焼」が由布院ばくだん焼本舗で売られていました。巨大なタコ焼きのようで、チーズがとろけるチーズ味が人気。

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こうしたスナックで小腹を満たした後は、「醤油スイーツ」はいかがでしょう。醤油がかかった醤油プリンや醤油ソフトクリーム。甘さとしょっぱさの融合が絶妙です。

おすすめ土産

通りは土産物屋さんで溢れ、自分用、友達用など、何を買おうかと目移りしてしまいます。なかには「ジャズとようかん」なんて名前の変わり種店もあります。その名の通り、店内にはジャズがかかり、オシャレなTシャツや雑貨と共にこれまた洒落た羊羹が売られています。

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また、ヒマラヤ岩塩が豊富に売られている「花あそび」という土産物店は、見たことのない大きさの塊で岩塩が売られていたり、かわいい卓上ホウキがたったの200円(税別)で売られており、おすすめです。

金鱗湖散策

湯の坪街道突き当たりまで辿り着いたら、由布岳を前に右折し、しばらく下って行くと金鱗湖があります。その昔は「由布岳の池」と呼ばれていたように、面積はさほど大きくありません。湯布院の地形は盆地で、秋から冬にかけて晴れて風のない日には朝霧が立ち込めるそうです。実際私も町を見下ろす宿泊所から、「由布盆地を霧の海に沈めてしまう」(金鱗湖の看板より参照)現象を目の当たりにしました。この朝霧を起こす原因は、金鱗湖から流れ出る川の水蒸気によるものだそうです。

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その湖畔に面した黒い建物の壁に、やけにオシャレな英文字が書いてあるなと思ったら Chagall。 あの、世界的に有名な画家、シャガールの美術館でした。帰りは湯の坪街道に戻らず、あえてそのまま街道と平行する形で違う道を通って戻ると、賑やかな喧騒から離れ、落ち着いた静かな景色を堪能することができます。

由布院シャガール美術館 MARC CHAGALL MUSEUM住所: 大分県由布市湯布院町川上岳本1592-1営業時間: 【月曜~土曜】AM9:00~17:30【日祝・GW・お盆】AM7:00~17:30 ※入館ストップ 17:00定休日: 不定休アクセス: JR由布院駅より徒歩20分 URL: https://www.chagall-museum.com

筆者

イギリス特派員

パーリーメイ

2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。

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