イギリスの古都ヨークでぶらり歩き一日観光

公開日 : 2019年11月08日
最終更新 :

先月、予備知識もないまま到着した1日目は、「小さい町」なんて失礼な事をのたまってしまいましたが、イギリス北部ヨークシャー州のヨークはたくさんの飲食店や商店が軒を連ねる、かなり大きな観光地であることがわかりました。それだけでなく、城壁にグルッと囲まれた旧市街はローマ時代の遺跡や中世の町並みが残る、歴史ある立派な古都でもありました。

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町のいたるところで見つけることができる英国国教会の大聖堂 York Minster は、英国国教会においてカンタベリー大聖堂に次ぎ2番目に位の高い教会。13世紀~15世紀にかけて建設された壮大なゴシック様式の建造物です。賑やかな中心街を散策するには、こちらを目印にブラブラすると楽しめます。

お菓子の街にある老舗ティールーム Bettys

ヨーク在住の家族が「ヨークはチョコレートの香りがどこからともなくするんだよ」と教えてくれた通り、確かにメリーゴーランドがあるキングズ・ストリート辺りでは良い匂いがしました。それもそのはず、かの有名なチョコレート菓子キットカットはヨークのお菓子屋さんが開発したのですね。そして、この時の匂いの出所はすぐ近くのYork's Chocolate Storyからでした。

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チョコレート工場の見学もでき、1階のショップにはヨークのお菓子メーカーの商品がズラリと並んでいます。そういえば、我が家にもある高級ショートブレッドCARTWRIGHT & BUTLERの缶にもヨークシャーと書かれていました。お菓子ではないですが、スーパーでお馴染みヨークシャー・ティーもその名の通り、ヨークのものですし、イギリス全土で有名なブランドがたくさんあるんですね。

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ヨークにはBettysという有名な老舗ティールームもあります。アフタヌーンティーをしたかったのですが、オンライン予約は数日先まで空きがなく、店舗では予想した通りの大行列。自分へのお土産に、併設ショップでショートブレッドと創業百周年の印が入った紅茶缶を買いました。

マーチャント・ホールのカフェが穴場

べティーズでお茶をし損ねたので、替わりにかつての商人が使用していたホールやチャペルなど中世の建物を保存した博物館Merchant Adventurer's Hallの併設カフェで、マシュマロとクリームがてんこ盛りのホット・チョコレートをいただきました。

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実はこちら、お友達の在住家族に連れて来て貰ったところで、入館料は大人6.5ポンド(約910円)しますが、カフェだけの利用もできます。ほかのどこもが観光客であふれ返る中、こちらは静かでゆったり落ち着ける穴場的なカフェといえます。お土産のショップもセンスあふれる品が上品に置かれ、全体としておしゃれな施設です。

ボリューム満点のタパス・レストランAmbiente

初日にレストラン難民と化した我が家一行(関連記事)。あの日は土曜の夜だったのですが、たった一日違いの日曜の夜でしたら、難なく夜のレストランに入ることができました。いつもの如く、外ではシーフードを所望した私。スペイン料理のAmbiente Tapasに腰を落ち着けました。

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子連れに有難いボックス席に余裕で案内され、ヨーク最後の晩餐を楽しみました。驚いたのが、タパスというので全体的に何でも小さいだろうと思っていたのですが。盛り合わせのプラッターplatter、文字通り「大皿」の料理を2品も頼んでしまい、かつメインのパエリアも他店と比べてもかなり豪快で想像を超えるボリューム。

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特にMEDITERRANEAN VEGETARIAN PLATTER 12.95(約1800円)が旅行中の野菜不足を補え、かつ美味でよかったです。お値段も手頃で、予想外に安かったのでチップを弾んでしまったほどです。「ヨークは小さい」という誤った認識をしっかり正し、ロンドンに帰ったのでした。

筆者

イギリス特派員

パーリーメイ

2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。

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