イギリスの子供向けサマーキャンプ〜夏休みの過ごし方〜

公開日 : 2019年08月03日
最終更新 :

先月までは夏と言えど、朝晩は肌寒い日も多かったですが、八月に入りようやく本格的な暑さを感じ短いイギリスの夏も真っ盛り、といったところでしょうか。イギリスの学校の夏休みは、私立ですと七月の第二週目から早々に始まりますが公立の場合はその翌週いっぱいまであり、ほぼ日本と同じぐらいから始まります。

DA157CF2-7058-4149-BE3A-7A9D12050436.jpeg

その後まるまる八月いっぱいの長い休み期間中、子供の過ごし方に頭を悩ませるお母さん達は日英共通の姿ではないでしょうか。

多数のチョイスがあるサマーキャンプ

そもそも、共働きが多いこちらのお母さん達は夏休みでも普通に出勤している場合が多いです。となると、暇を持て余した子供をどうするか以前の問題で、もっと切実に子供の預け先を見つける必要があります。そういう時に、こちらでは長期休み期間中に子供を遊ばせる、あるいは学ばせる、各種スクールの短期集中プログラムが便利です。

40F75DC9-58F1-4C1F-94DF-9E776035C00F.jpeg

一般的なのは、サッカーやテニス、イギリスならではのラグビー、クリケットなどスポーツ全般ですが、なかには水泳やバイオリン、中国語などの語学、アートや演劇といった文化系のアクティビティをさせる「サマーキャンプ」もあります。

9F38CA0A-4123-4811-8F3C-14D181C217F2.jpeg

我が子の通う学校では、普段の就学時間と全く同じ時間帯で、朝から午後まで一日を通して複数のスポーツを楽しめるコースを独自に設けています。運営は民間のスポーツクラブでも、場所はどこかの学校を借りて行っている場合も多いので、それが自分の子供が通う学校である場合は馴染みがあって良いでしょう。

テニスのサマーキャンプへGo!

今年は一時帰国の予定もない我が家でも、初めて子供達をテニスのサマーキャンプに参加させてみました。特に下の子の体力が心配だったので二時間、半日、全日コースと時間を選べるのは嬉しかったです。日程も開催期間中でさえあれば、一日からOKで用具も一切用意しなくていいのが大変便利で助かりました。

164BFFEC-D6C1-4AE0-AC64-C94B40F22801.jpeg

というのも、同じく息子用にラグビーも検討したのですが、詳細を見ると初めて知りましたがマウスガードが必須な事や雨天用にブーツやレインジャケットなど、なにやら用意しなければならない物が多く、かつ終日とタフな内容だったので躊躇してしまいました。

960F9BD2-F951-4412-AC06-F5D75CA2F391.jpeg

さて、テニスキャンプの初日、出欠を確認した後すぐに私は退散したのですが、結構残って観ている、なんなら全行程残ってお迎えまで待っている親御さんもいたので、翌日は送った後そのまましばらく残り、お迎えは逆に早めに行って私も少し見学しました。コーチは二日目で既に全参加者の名前を把握しているようで、好感を持ちました。まだ小さい年齢のグループなので、ラケットを持って打ち合う本格的な練習ではなく、ボールを使ったゲームを通してテニスの基本動作を習得させていました。何より、以前空手教室に連れて行ったら嫌がった息子が、テニスでは大はしゃぎして喜んでいたので、半日に延ばそうと思いました。

アウトドアキャンプも盛ん

こちらの人達は、アウトドアの泊りがけキャンプも大好きです。春休みなど、まだまだ日本でも寒いだろうに、気の早い家族は早速出掛けたりするくらいです。夏休みですと気候的には万全、ベストシーズンなので、イギリスの夏休みの過ごし方として定番の一つです。

国内は勿論のこと、近いのでフランスやスペインまで車で足を延ばすという話もよく聞きます。夜には電気が切られ、携帯は常に圏外という田舎で数週間もノンビリするのを楽しみにしている家族もいました。

56CE94AE-E6B7-4FFE-89D7-843E8E50E576.jpeg

我が家もサマーキャンプに続いて、息子とパパ達のみのボーイズキャンプに参加させました。車を一時間半ほど運転し一泊二日で、着いたその日はレースやサッカーなど、好きなスポーツに銘々参加し、その合間にお父さん方はテントを組み立てたそうです。が、誰もが慣れている訳ではないので、ウチはジャンプ式の簡単な物を購入しましたが、なかには本格的な大型テントを持ってきてしまい、二時間もかけてようやく設営できたという苦い思いをしたお父さんもいたそうです。

DEABE5F8-785B-44BA-8B4E-2CDFC3842A40.jpeg

夜はお待ちかねのバーベキューにキャンプファイヤー、お父さん達は酒を呑み交わし大盛り上がりだったそうです。まだ夏も中盤、これからもアウトドアライフで残りの短い夏を満喫する予定です。

MDL CoachingURL: http://www.mdlcoaching.com/

筆者

イギリス特派員

パーリーメイ

2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。