イギリスのローカル美容院でカラーとカット

公開日 : 2019年07月06日
最終更新 :

海外在住の女性は美容院に関して、言葉や勝手がわからない、希望通りのヘアスタイルにしてもらえるか等、何かと不安があるので現地の美容院より、一時帰国を待ったり、日系サロンを利用する方が多いです。

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私はというと、次の一時帰国まではかなりの間があるし、日系のはロンドン都心部まで出ないといけないので、物は試しとローカルの美容院を利用してみる事にしました。

アフロオンリー⁈

思い立ったら吉日、という気質の私は予約無しの飛び込みで探しました。クロイドンは初めにご紹介した通り(関連記事)、様々な人種が入り混じったエスニック色の強い街で、黒人も多いです。そのせいか、初めに訪ねてみた美容院では、まさかのカットはしていない、染めるなら薬剤を持参してくれ、ここはアフロヘアのみ対応する、という想定外の対応が!言われてみれば、編み編みの三つ編みヘアをひたすらしているお客さん達は全員黒人。

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二軒目には、普通の美容院を見付ける事が出来ましたが、相変わらずお客さんも美容師さんも全員黒人。カラーが45ポンド(約6750円)、カットが20ポンド(約三千円)で、普通こんな先進国でする事ではないのですが、半端な5ポンドが気になって、合わせて60ポンドにまけてくれないか?と、図々しくもお願いしたら、案外スンナリ受け入れてくれたのでお願いしました。

黒人のヘアスタイル事情

せっかくなので、染めている間に黒人の方がよくやっているあの、細い三つ編みヘアについて色々聞いてみました。

まず、アレって、物凄い時間かかりませんか⁈

「そうよ、四、五時間ぐらいかかるわよ。」

最近では人口エクステをつける人もいるようですが、全てを地毛でするにはやはり相当な時間がいるようです。

それだけ手間がかかると、お高いのでは?

「でも、そんなには取れないわ。長さにもよるけど、百から二百(〜三万円ほど)ぐらいかしら。」

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カラーやパーマのように、薬剤代がかかる訳でもないので、あまりチャージ出来ないのでしょうか。いずれにしても、この作業をしている間にもカットなら複数回出来るし、本当に手間がかかるのであまり割は合わないそうです。

さすがイギリス

ナイジェリアからロンドンに来て20年という、こちらの美容師さんはとてもフレンドリーで、私の事をダーリンと呼び、Are you alright darling? と、しきりに気にかけてくれ、最後には私の名前まで使って呼びかけてくれました。カラーの薬剤を浸透させている時間にはコーヒーか紅茶を聞かれ、イギリス人はこんな所でもお茶を出してくれるのか!(関連記事)と感動しました。日本でもお茶のサービスがある所もありますが、こちらのは、マニュアル的なサービスではなく、例のイギリス特有のお茶の出し方というか‥

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そう、やっぱり、こんな感じでした!よそ行きでない、どデカイカップに並々と注がれたミルクティー。ストレートをお願いしたかったのですが、「砂糖なし?ミルクは?え?ナシ?いや、ミルク。ミルクは‥何?ちょっと?ちょっとは入れるわよね?」と、執拗に食い下がられたので、結局ミルクティーに。これまでイギリスでストレートなんて頼んだ事がなかったので、こんなにも激しい攻防を受けるとは知らず、やはりイギリスでストレートティーは有り得ないのですね。なんせ、チャイニーズティーにもミルクで!なお国柄ですので。

シャンプーとコンディショナーは、ココナッツのような、それぞれ別の甘い香りがする、業務用と思しき質の良さそうなものでした。カットの為に別の席につくと、前のお客さんが袋のまま食べていた、スーパーのビスケットが残されており、あなたもいる?と勧められる気安さ。ローカル感満載でイイですね!

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カットも手早く、待ち時間もなく、飛び込みにしてはサービス、質共に大満足の美容院でした。貰った料金表を見てみると、今回して貰った料金やセット内容は何処にも記載されておらず、既に随分とお得な利用だったのかもしれません。

Indigo Star Hair & Beauty Lounge住所: 406 Brighton Road, South Croydon, CR2 6ANアクセス: 鉄道 Purley Oaks 駅より徒歩約6分営業時間: 火曜から土曜 9時半〜18時

筆者

イギリス特派員

パーリーメイ

2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。

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