ロックダウン後に再開したナショナル・ギャラリー、現在の注意点は?

公開日 : 2020年10月26日
最終更新 :
筆者 : 小野雅子

新型コロナウイルスによるロックダウンで2020年3月下旬に休館となってから、111日後。2020年7月8日から一般公開を再開したロンドン有数の美術館ナショナル・ギャラリーに行ってきました。

1arukinationalg.jpg

そこで特に実感した、「with コロナ」の現在における状況をお伝えしたいと思います。

1)まず必須なのは、事前オンライン予約。常設展示はすべて無料なのは変わりませんが、希望日時のスロットをウェブ予約するとQRコード付きのチケットがEメールで送付されます。入館時にはそれを提示。

2)館内ではマスク装着が義務づけられています。またソーシャルディスタンスを守り、館内各所に設置された手の除菌ジェルステーションを利用するよう留意しましょう。

3)クロークは閉鎖中につき、小型バッグ以外は宿泊施設や自宅に置いておくこと。長い傘も持ちこめなくなりましたので、傘を携帯したい場合は必ず折り畳み式のものを。館内ではバッグの中に入れます。

1arukinationalg2.jpg

4)館内の一方通行を徹底するため入口は従来の正面入口ではなく、正面に向かって左側にあるセインズベリー・ウィング入口になりました。

1arukinationalg1.jpg

5)同じく館内一方通行の一助として、3通りの見学ルートを設定。入館すると目前に、Aルート・Bルート・Cルートそれぞれを代表するアーティスト名と必要所用時間が掲示されています。たとえばAコースには「ベリーニ、ボッティチェリ、ミケランジェロetc.の作品があり、さくっと回ったら25分かかる」という具合。

なお現在の開館時間は、以下のとおりです。

土曜日~木曜日 10:00〜18:00

金曜日のみ 10:00〜21:00

休館日: 12月24~26日、1月1日

1arukinationalg4.jpg

また現在は、特別エキジビションの「ティツィアーノ展」も開催中。こちらは有料(£12.00)で、2021年1月17日までです。ウイルス感染予防に配慮されたナショナル・ギャラリーで、安全に芸術鑑賞してくださいね!

筆者

イギリス特派員

小野雅子

在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。