トラファルガー広場に、巨大なホイップクリーム登場!

公開日 : 2020年09月19日
最終更新 :
筆者 : 小野雅子

ロンドンのトラファルガー広場に忽然と現れた、巨大なホイップクリーム。ごていねいなことにおいしそうなサクランボがトッピングされ......でもハエもとまってるし、なぜかドローンまで!?

1arucream.jpg

これは今年(2020年)7月30日から約1年間、このトラファルガー広場にある4つの台座のうちひとつに野外展示される現代アートです。

ヘザー・フィリップソンという女性アーティストによるもので、作品名は「ジ・エンド」。ドローンはプロペラがくるくる回っているだけでなくカメラも内蔵していて、この下を通りかかる人がドローンのスクリーンに映し出される仕組みなんですよ。

このホイップクリームがのっかっている台座は「4番目の台座(Fourth Plinth)」と呼ばれ、現代アートの展示台となっている台座。今回の「ジ・エンド」は通算13番目の作品です。

1arucream1.jpg

じゃあほかの3つの台座には何があるの?というと南にあるふたつは19世紀の軍人で、北東にはジョージ4世王の騎馬像。そして実は4番目の台座にも、ウィリアム4世王の騎馬像が建立するはずだったのに......なんと資金繰りに頓挫して、中止!

そこで長いこと台座だけだったものに、1999年以降は現代作家による作品を展示するようになりました。

1arucream2.jpg

いまにもトローリと溶けてきそうなホイップクリームの背後には、ナショナルギャラリーも見えます。最寄り駅はチャリングクロス駅、観光の合間などに立ち寄ってみませんか?!

筆者

イギリス特派員

小野雅子

在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。