欧州一の高層ビル「ザ・シャード」完成
天高くそびえるガラス張りの新ランドマーク「ザ・シャード(The Shard)」が、7月5日落成しました。
朝からニュースになっていたせいか、最寄りとなるロンドンブリッジ駅のホームでは、屋根のないところへ移動して、空を見上げる人がたくさんいました。
欧州一の高さを誇る95階建てビルで、ビッグベンの約3倍にあたる310メートル。(関西国際空港旅客ターミナルもデザインした)イタリアを代表する建築家レンゾ・ピアノが手掛けています。このビルは、オフィス、ショップ、レストラン、ホテル、展望台といった施設からなり、高層階の一部は住居にもなるようです。いったいどんなお金持ちが住むのか知りませんが、地上に降りるまで、毎日どのくらい時間がかかるんだろうと考えずにはいられません。ちなみに来年2月オープン予定の展望台への入場料は、大人24.95ポンド(約3000円)、子ども18.95ポンド(約2500円)。家族割引もあるようですが、大家族で出かけたら「お父さんここで待ってるから、みんなで行っておいでよ」なんていう展開になりかねない値段です。
ロンドンの新たな名所となることは間違いなさそうですが、ニュースで街の人の声を聞いていると、「ドバイにあるような高層ビルで、ロンドンの歴史ある景観にふさわしくない」なんていうお決まりの景観論争が繰り広げられていました。シティに構える奇妙な形をしたオフィスビルのガーキンも、建設当初、賛否両論ありましたが、今ではすっかり街のシンボルとして馴染んでいるところをみると時間の問題のような気もします。
ところで、「ザ・シャード」の完成を記念して、今晩、こんな美しい光と音のショー(イメージ写真、下)が催されると聞きつけ、ベランダでカメラを持って待機。上空には取材と思しきヘリコプターが飛び交い、いよいよ予定時刻の22時15分になると...
ジャーーーーーーン。
一筋の緑の光が空に向かって、幾度となく放たれ、かすかに斜めの方向にも光が見えたような、見えないような。きっと上空、もしくは近くから見たらイメージ写真のように華やかだったに違いない、と信じて明日のニュースに期待したいと思います。
ザ・シャード(The Shard)
来年一般公開予定
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