紳士のスポーツ、ラグビーを観戦
ラグビーの北半球最強チームを決める大会「シックス・ネイションズ」の観戦に行ってきました。大会が始まる前に、現在編集者として関わっている週刊新聞の取材のためラグビー関係者に色々と話を聞いているうちに、どうしても観に行きたくなってしまったのです。
僕が行ったのは、大会初日に行われたイングランド対スコットランド戦。試合当日、試合会場の最寄駅となるトウィッケナム駅(ロンドン中心から電車で30分ぐらい)のホームに降りると、人、人、人。この人の海が全部流れ着いて、会場は何と8万2000人の観客で埋まっていました。
試合そのものを楽しんだのはもちろんなのですが、何よりも気に入ったのは会場の雰囲気。その独特の雰囲気を分かりやすくお伝えするために、サッカーを比較に出して説明致します。
・会場内にビールを持ち込める
(サッカー: フーリガンが暴れ出すのでNG)
・観客席がホームとアウェーで分断されていない
(サッカー: アウェーの選手は会場の隅っこに追いやられる)
・どちらのチームであっても、好プレーした選手には拍手が送られる
(サッカー: 敵チームの中心選手にブーイングの嵐を浴びせ掛ける)
・観客席に上品な老夫婦が結構いる
(サッカー: ガラの悪い若者とおじさんだらけ)
・試合後に、会場に併設されたバーで敵も味方もなく皆仲良く飲んでいる
(サッカー: 乱闘になる)
そう、ラグビーとはまさに紳士のスポーツなのです。会場で実際に試合観戦して改めて実感しました。イングランドで生まれたこのラグビーの魅力を知って、イギリスという国をもっと好きになったような気がします。
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