アルプスの麓モイストラナへ
毎日コロナウイルス感染者の数を報道し、警戒を呼びかけているスロベニアですが夏はバケーションシーズンです。
海外旅行を"自粛"する人たちがこぞってスロベニアの避暑地へ向かっています。
政府が出した観光クーポンなるものがありまして、それを有効活用して積極的に政府は大打撃を受けている国内の観光業を盛り上げようとしているんですね。ちなみにこのクーポンは大人ひとりあたり€200、子供は€50与えられ、宿泊代金を払うことができます。つまりは国が宿泊代を出してくれます。
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きちんとソーシャルディスタンスを空け、マスクを着用する場所、必ず手の消毒液を置くなどさまざまな基準を満たしながら観光を楽しんでいます(もちろんゆるゆるに守っているんですけどねー)。
また国によっては2週間の隔離生活を送る必要がないので、チェコやドイツからの外国人観光客も来始めているんです。ちなみに日本からですと2週間の隔離生活となってしまうんです。
例にもれず、私も夏休みをとってアルプスの麓の村まで行ってきました。普段は仕事に追われるわけなので、ちょっとお客さま気分で楽しんできました♪
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モイストラナ(Mojstrana)はスロベニアの北西部そしてオーストリアに近い町で、トリグラウという最高峰のアルプス登山道の入口にも近いです。
おもしろいのが、その入口付近からもっとも険しい登山道となるトリグラウの北側が見えるんですね! 登山に興味がない方でもその雄大さを楽しみたいならぜひ来てみてほしいところです。
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下の写真がスロベニア最高峰の山で国旗のエンブレムにも入っているトリグラウです!
その山を下から眺めるのはとっても誇らしくいい気分ですよ!
幸運にも頂上に雲がかかっていなかったのできれいに見えました。国旗のエンブレムと合わせて見てみてください!
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少し割高にはなりますが、山小屋で食事や飲み物も飲めます。
下の写真にあるのが山小屋です。
もちろん町からここまで徒歩でくることもできますが、多くの観光客は自家用車、キャンピングカー、レンタカーなどで来ています。駐車場があってハイシーズンだと1時間€3ほど。
道が細くデコボコしているので運転には神経を使いますが、ギリギリまで山道を車で移動できるので歩く距離を極力抑えて下からの景色だけを楽しむこともできます(笑)
下の写真は道の様子です。
本格的にトリグラウに登りたい方も大丈夫。
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この山小屋から片道およそ6時間で頂上まで行けます。イギリス人の方によると急遽思い立って1日で登りきったよと言っていました。もちろん初心者の方がいきなりスロベニアで1番高い2860mの山に挑むのは危険ですが、トリグラウより難しい山はスロベニア内にもあります。つまり、このモイストラナ付近から始めると道具もいらず徒歩で登りきれるということです。私も1日で登りおりできました♪
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なかには山中の山小屋を予約し、1泊する方もいますし(シーズン中の夏はたいへん混雑します)自分のペースに合わせて登ることをおすすめします。山から見える景色はとっても美しいので上からでも下からでもスロベニアのアルプスの景色を楽しんでほしいと思います!
筆者
スロベニア特派員
菊地 由貴
スロベニアの首都リュブリャナで現地ガイド、通訳をしています。現地の魅力や生活の様子をお届けします。
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