秋のリュブリャナ：青空市場

秋晴れのリュブリャナは連日多くの人で賑わっていて、市場も例外ではありません。

ハンバーガーのイベントやオープンキッチンとは比べて、割と地元の人が立ち寄っているなという印象があります。

市場に来ると「季節」がわかります。スーパーマーケットで野菜を買うと、いつも売っているものが似通っているんですよね。実際に地元の農家の人が畑で採れたものを売っているので、本当に新鮮で美味しそう。売っている人も素朴でいい人そうでした。

遠目でとっているのでわかりづらいと思いますが、右の赤い野菜は人参ではなく"ラディッシュ"と言って赤い丸々とした野菜で味はなんと大根に似ています。サラダにして食べます。また中央にはネギもありますね。日本のものよりは太くてあまり辛味がありません。スロベニアの人はネギをスープのダシにしたり（肉と一緒に煮て）ソースに入れたりして熱して食べます。他にセロリ、カリフラワー、ブロッコリー、旬のカボチャが見られました。

こちらは果物コーナー。この市場ではバナナやイチゴも売られていますが実はスペイン産だったりアジアからの輸入だったりします。ただ柿やこの葡萄、りんごは秋のスロベニアでも取れるフルーツです。柿はスロベニア語でもKAKIと言います。柔らかいものをスプーンで食べるんですね。綺麗に並んでいますが、下の方が色が悪かったり、腐敗している場合もあるので買うときはよく見ましょうね。

市場にはお花も売っています。切り花ではなく、花が株売りになっていますよね。大きな鉢植えに好きな花を植え、外に飾るのがスロベニア風。また郊外の方へ行くとベランダの窓に花壇があって、たくさんの花が植えられているのを目にします。家の外も綺麗にしている家庭が多いんです。旦那さんのお母さんはとっても花が好きで、毎年違う鉢植えデザインを考えているほど。

市場見るとスロベニアで食べられている食べ物や、習慣が見て取れます。冬になると営業時間が短くなりますがリュブリャナ市内へ来たらぜひのぞいて見てください。

あんまりしつこく写真を撮ったりするのは、少し嫌がれますのでご注意を！