スロヴェニアの電車利用ガイド

公開日 : 2016年09月21日
最終更新 :

旅行者にとって必須の交通手段、電車の使用ガイドを今回特集します。

実は、スロヴェニアは車社会で、交通機関の利用は日本と比べると少ないと思います。地元の人が言うには、バスや電車より車移動の方が早く移動できるので一度車を持つとバスや電車の使用はなくなるそうです。しかし、電車は旅行者にとって必要不可欠な移動手段です。スロベニアは国内線はもちろん、国外線もありますので、ぜひ有効に電車を使用してください。

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写真はリュブリャナ中央駅、Železniška postajaです。

●路線&本数

スロヴェニアで有名な観光地、ブレッド湖やポストイナへ電車で行くことができます。

ポストイナの場合、1時間に一本の割合で電車がありますが、ブレッド湖の場合は2~3時間に一本となっています。

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この通路を通って路線へ移動します。

国外線は以下の通りです。かっこの中の数字は一人分の片道切符の値段になります。半額以下になるかなりお得な割引キャンペーンもあるのですが、2ヶ月前に予約しないといけないので購入が難しいというのが現状ですね。

クロアチア (ザグレブ:17,8ユーロ、オパティア:17ユーロ、プラ:26,4ユーロ、スプリット:61,6ユーロ)

セルビア(ベオグラード:56ユーロ)

オーストリア(ヴィエナ:68,8ユーロ、ザルツブルグ52,4ユーロ:、グラッツ:30,6ユーロ)

イタリア(ヴェネチア:18ユーロ)

ハンガリー(ブダペスト:39ユーロ)

ドイツ(ミュンヘン:82ユーロ、フランクフルト:176ユーロ)

スイス(チューリッヒ;89ユーロ)

ボスニア(サラエボ50,6ユーロ)

チェコ(プラハ:135,6ユーロ)

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広いホームで、電車も個性的な色合いです。

●切符の買い方

日本のように、自動券売機はありませんので、窓口に並んで買うようになります。混雑する場合と窓口の人の対応が少し遅いことを考えて、余裕を持って購入してください。先に記載した以外の行き先の切符も変える可能性もありますので、事前に色々質問するのもいいかもしれません。改札口はありませんので、切符を買ったらそのまま電車のホームへ行ってください。写真は窓口の様子です。

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●マナー・注意すべきこと

1.国外線を利用する場合、車内でパスポートや切符の確認がありますので、くれぐれも盗難や紛失に気をつけてください。

2.国内線ではそうでもないのですが、国外線の場合、国境でのパスポートチェック、時に荷物検査もあり時間通りに到着しないこともあります。

3.国内線と国外線両方とも、途中で乗り換えが必要な場合がありますので、事前にきちんと確認してください。

4.夜行列車を利用する場合は別ですが、親切な車内アナウンスがあったりなかったり、また聞き取れない場合もあるので寝ないようにした方がいいと思います。しっかりと窓を見て降りる駅を確認してください。

ヨーロッパの電車は相席が多いです。道中他の旅行者の皆さんとの会話や情報交換で盛り上がるのもいいですよね。

電車をうまく利用して、快適な旅をしてください。

筆者

スロベニア特派員

菊地 由貴

スロベニアの首都リュブリャナで現地ガイド、通訳をしています。現地の魅力や生活の様子をお届けします。

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