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リスボンのビッグイベント!-聖アントニオ祭

カテゴリー:イベント・行事・お祭り / エンターテイメント・音楽・ショー / レストラン・料理・食材 / 夜遊び・クラブ・お酒 / 生活・習慣・マナー / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2012年6月13日

6月から9月末にかけてのリスボンは、色々なイベントが目白押し!
まずそれは毎年6月13日にある聖アントニオ祭からスタートします。この聖人はリスボンの守護神ともいえ、宗教画には本、パン、幼いイエス、ユリの花と共に描かれることが多くあります。
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また、聖アントニオは幸福な結婚を司る神とも言われていて、それを元にしたいくつかの慣習や行事があります。例えば、"マンジェリコ"というマリモがひょっこり頭を出したようなハーブの鉢植えが売られ、男性がお付き合いしている女性に贈るというもの。
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なんだかかわいいですね。

また、12日の前夜祭の日に何組かのカップルに対してリスボン市議会が"婚約&結婚披露パレード"を提供するというものもあります。選ばれしカップルたちはいくつかの企業から新生活支援も受けられるということです。うらやましい!


まずは12日の前夜祭ですが、先日御紹介したアルファマやグラサ地区で屋台がならびます。この祭りのスポンサーでもあるSagres(サグレス)のビールを始め、ワイン、カイピリーニャ(サトウキビの蒸留酒に搾ったライムと砕いた氷を入れてシェイクした飲み物)などちょっぴり度数の高い、お祭りを"ホット"にするお酒たち、カツレツのようなジューシーなお肉を挟んだサンド、焼かれている姿がじかで見られるイワシの炭火焼...などなど見ているだけで別腹が空きそうなメニューが目白押し。
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そこで買ったものを食べ歩きなどしながらバイシャ地区のほうに下っていくと途中で花や聖人の置物を売っている屋台に遭遇します。
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さらに下って鉄道のロシオ駅のほうまで出るとこの日最大のイベントMarcha Popularesというパレードの舞台に到着します。
このパレードはメトロのMarques de Pombal駅の辺りからロシオ広場のあたりまで続くリベルダーデ通りを20以上ものグループが各テーマに沿ったダンスや演奏を披露しながら練り歩く、というもの。
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それもただ披露するだけでなくコンテストも兼ねており、さらには今年2012年はパレードが80年目という節目を迎えたということで各グループやる気も熱気も十分に感じられました。


見事優勝を飾ったのはAlto do Pina地区で、テーマは"ジプシーの接近"。刻々と迫る時間を表現したかったのか、かわいらしい大きな時計の張子を持ってパフォーマンスしていました。2位は祭りの主役となるAlfama地区。この地区は2004年から今年まで5回の優勝経験あり、と毎年目の離せない存在のようです。
他にもリスボンの歴史と神話をテーマにした団体(ここはどうやらパレードの規定を無視して失格になってしまったよう...物語風の構成もよく出来ていたのに、残念!)、虹をテーマにしたグループ、ポルトガルらしく海やワインをテーマにしたグループなどなど多種多様で観客を楽しませてくれます。
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あと、各グループの先頭に必ず男女ペアで"盛り上げ担当"がいるんですが、実は有名な俳優、女優、テレビの司会者や作家の方がやっているようで、「あれ、あのきれいな人、あのメロドラマのいや~な役の女優にそっくりだな~」なんてのんきなことを考えていたら本当に彼女だったということが判明、なんてこともありました。「写真とってくださーい!」という一声に、パフォーマンス中でありながら快く応えてくれるので、この読者の方にもチャンスがあるかも!?


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パレードは21時から0時近くまで続きますが、それが終わってもなお飲み、語り明かすのがこの日のリスボン市民の過ごし方。
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「リスボンってこんなに人いたの?」というくらいたくさんの人が通りに出ていて、友人と高確率で出会ってしまうというのもこの日。
余談ですが、筆者はメトロが日本の通勤ラッシュ時のようになるのを始めてみました。そのくらいリスボンは首都でありながら落ち着いた街なんです。


そして13日の当日、リスボンの人たちはアルファマ地区にある聖アントニオ教会に家族や友人を連れ立ってお参りに行きます。
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生花の屋台で色とりどりのカーネーションを購入し、それを教会の聖人の像の足元に置いていくのです。観光スポットとなっているほかの教会と比べるとかなり小さな教会なのですが、この日は"結婚"というワードに引かれてか若い女性の参拝客が売店に殺到していました。
また聖アントニオの聖遺物(左腕の骨の一部)という貴重なものも拝めます。
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移動する祝日が多かったり、祝日が(景気対策のために)カットされたりする昨今ですが、この聖アントニオ祭だけは毎年この日と決められていて、宣伝の規模も大きく市民が楽しみにしているのでこのまま続いてくれるとよいなぁと願う筆者です。

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たま

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