自然の恵みたっぷりなポルトガル料理

公開日 : 2012年05月25日
最終更新 :
筆者 : たま

今回はおまちかね(?)、ポルトガル料理の紹介です。

ポルトガル料理は基本オリーブオイル、塩コショウのシンプルな味付けになっています。(なので香辛料等かおりの強いものが苦手な方も心配は御無用です♪)

中でもよく名前が出るのがバカリャウ(タラ)とサルディーニャ(鰯)。前者は塩漬けにして干した状態で販売されており、調理する際には1~2晩かけて塩抜きを十分にしてから使われます。なんでも365通りのレシピがあるとか!スーパーではこのようにつるされて売られています。

401860.jpg

[写真:ポルトガルの新聞社Públicoのホームページより]

また、米の消費量も多いことで知られているポルトガル。付けあわせとしてはもちろん、リゾット(と言うよりも"おじや"のよう)にしてメインプレートとしても登場します。

では以下、代表的なポルトガル料理を写真と共にいくつかご紹介していきます。

・サルディーニャ・アッサーダ(鰯のグリル)

小いわしをグリルしただけのシンプルな料理。レモンや塩はお好みで。(時折日本の焼き魚が恋しくなる筆者は、しばしばこのプレートを作ることも...。)

042.JPGのサムネール画像

・カルド・ヴェルデ(緑のケールのスープ)

キャベツの一種であるケールが使用されています。とろみのあるジャガイモのスープの中に歯ごたえの残るケールとアクセントにチョリソーが入り素朴な味です。

IMG_3712.JPGのサムネール画像

・アホーシュ・デ・ポルヴォ(タコのリゾットトマト風味)

このお店では小ナベで調理してそのまま提供してもらいました。トマトとコリアンダーの葉が香って食欲をそそります。おじやだけれど結構ボリュームのある一品。

022.JPGのサムネール画像

・バカリャウ・ア・ブラーシュ(ほぐしダラ&ポテト&卵の炒め物)

たくさんあるタラ料理の中でもさらに代表の一品。ホクホク、シャキシャキ...色々な食感が楽しめます。

IMG_3007.JPGのサムネール画像

・シャンファーナ(子ヤギの赤ワイン煮こみ)

コインブラの名物料理。じっくりことこと煮込まれた肉は口に入れるとほろほろと崩れます。ヤギの肉特有の風味はありますが、ワインで打ち消されているのか臭みはなく、食べやすいです。

240.JPGのサムネール画像

・フランセズィーニャ(ポルトガル風クロックムッシュ)

トーストのクロックムッシュを想像していると、そのボリュームにびっくり!な一品です。ソーセージをはさんだパンの層の一番上にはとろりとしたチーズが乗り、さらに甘味と酸味のあるソースがかけられています。ポルトのものが有名ですが、ポルトガルのカフェでも食べられます。

117.JPGのサムネール画像

・カタプラーナ(魚介類の煮込みトマト風味)

えび、ムール貝、アサリ、白身魚などをトマト味で煮込んだ鍋料理。銅色に輝く鍋"カタプラーナ"からそのまま名前をとった一品。ワインと合わせてどうぞ。

IMG_1983.JPGのサムネール画像

筆者が初めてポルトガルに旅行に来たときには、おかずだけで食べると少々味付けが濃いかなとも思ったのですが、付け合せのご飯や茹でたジャガイモには味がついていないので良い度合いになると思います。

レストランでは席に着くと、パンやオリーブの実、バターなどが始めに出されますが、これはサービスではなく食べると料金が加算されるので要らない場合は下げてもらってください。

また、一つひとつのプレートの量が多いので、注文するときには大体どれ位の量かを聞いたほうがいいです。最近は「メイア・ドーセ(1/2の量)」でも提供しているレストランが前に比べて増えているので、その注文の仕方もオススメです。

メインを食べ終わると「カフェ、オウ、ソブリメーザ(食後のカフェやデザートはいかがですか?」などと聞かれるので、おなかに余裕があれば食べていただき、そうでなければ「ナォン、オブリガード(男性)/オブリガーダ(女性)」と言って断っていただいてかまいません。

余談ですが、筆者は初めてポルトガルに来たとき、つい欲がでたのと張り切りすぎたのとで、遠慮とで言われるままに前菜、メイン、デザート、カフェと食べて食べすぎで胃を悪くしてしまったことがあるので要注意です!笑

ヨーロッパ各地を旅してきた筆者の知人、友人らは口をそろえて「ポルトガル料理はヨーロッパの中でも美味しい!」と言い、結構好評です。皆様もぜひ☆

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。