ザンクトヴォルフガングのクリスマスマーケット
ある晴れた休日に、リンツから電車とバスを乗り継いで2時間半ほどのSt.Wolfgang(ザンクトヴォルフガング)のクリスマスマーケットに行ってきました。
先日お伝えした、インスブルックのHUngerburgクリスマスマーケットもそうでしたが、ここSt.Wolfgangも、去年から連日の開催となっていました。
以前は、クリスマス前の何週間かのいずれも週末だけの開催でした。でも、おかげで、週末に限らなくてもクリスマスマーケットを楽しむことができるようになって、我々観光客にとってはとても嬉しい限りです。
オープン直後は人もそれほどいなくて、のんびり。
湖のすぐそばなので、静かでものすごく綺麗です。
このクリスマスマーケットでとても面白かったのが、キリストの誕生の物語を木製の人形で再現したクリッペと言われる飾り。それも等身大なのです。このクリッペ、クリスマスマーケットでは欠かせない展示物ですが、こんなに大きいのはみたことがありません。
色々な表情があって楽しかったです。
のんびりクリスマスマーケットを散策していると、お腹が空いたので、ここから歩いてすぐのところにあるレストランへ。St.Wolfgangに来ると、必ずここで食事をするお気に入りのレストランです。
ザ・オーストリアな内装に、ウエイトレスさんやウエイターさんもこの地方の民族衣装を着ていて、とても可愛いんです。
しかもおねだんもとても良心的。
お腹がいっぱいになったら、レストランから徒歩5分ほどの場所にある、Schafbergbahnの駅へ。夏場はここから山頂まで、Zahnradbahnというラック式の鉄道に乗ってガタゴト登っていけるのですが、冬場は標高1000mにある特設駅までこの鉄道で登っていけます。ここでチケット(12ユーロ)を購入します。出発時刻の10分前にゲートが開き乗車ができます。蒸気のでるボイラー部分が車体の一番後ろに付いています。このすぐ近くの車両は煩いので、できれば、一番前の車両に座ることをお勧めします。
さて、乗車時間はおよそ20分弱といったところでしょうか。
下車をするとこのような景色が広がっていてそれはそれは風光明媚。
クリスマスシーズンは、ここにグリューンワインなどが飲めるスタンドがあるので、冷たい空気の中、あったかいワインで体を温めながら景色を堪能できます。
この鉄道は、1時間ごとにありますが、この日は15時の便に乗りました。ちょうど夕日が見れて、それはそれは綺麗でした。
この次の16時の便だと、すでに日が沈んでしまってからの到着になるので、15時の便をお勧めします。
この鉄道は、この駅で20分ほど停車したあと、また麓へ向けて下って行きます。たいてのお客さんはその下りの便で下山するのですが、私はもう少し、静かな山の風景を楽しみたかったので、1時間後の次の便がくるまでホットワインを飲みながら待ちました。寒かったですけど、シーンとした風景を独り占めするのはなんとも贅沢なものでした。
さて、十分アルプスの山々の風景を楽しんだ後は、また湖のそばのクリスマスマーケットへ戻ります。
日が落ちて、電飾がともり、雰囲気たっぷり。やっぱりクリスマスマーケットは暗くなってからが一層綺麗ですね。
St.Wolfgangはとても小さいので、たくさん歩かなくて良いのが楽チンで良いなと思います。また、観光客向けの馬車も走っているので、それに乗って、のんびり街を散策するのも素敵ですね。
St.Wolfgang湖の周辺にはまだSt.GilgenとStroblという二つの、さらに小さい街があります。St.Gilgenには、St.Wofgangから船で渡ることもできるので、さらに足を伸ばしても楽しそうです。
St.Gilgenからはバスでザルツブルクまで向かうことができますから、次の日はザルツブルクのクリスマスマーケットへGo!なんていうのも良いですね♫
開催期間 11月18日〜12月18日 (今年は残念ながらすでに終了してしまいました。。。)
平日 12時〜19時30分 日祝日 10時〜19時30分
詳しい情報はこちら
リンツからザンクトヴォルフガングへの行き方
鉄道でLinz→Atnang-Puchheim 乗り換えAtnang-Puchheim→Bad Ischl バスBad Ischl→St.Wolfgang
鉄道やバスのつなぎがわりとスムーズなので、待ち時間はあまりないですが、Bad Ischlの駅のトイレは普通に綺麗なので、St.Wolfgangへ向かうバスが来る前にご利用しておくと、しばらく安心かなと思います。
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