ライプツィヒにおける現在のコロナ関連規定
コロナの状況は、最近はまたじわじわと感染者集が増えてきて小さな第三波が来ている感があるドイツですが、病床の状況と兼ね合わせて判断することから、直近7日間の人口10万人あたりの新規感染者数(7日間指数)の数字だけでは、良し悪しの判断はされなくなってきています。
それでも、7日間指数が35を超えた日が5日間続いた場合は制限措置がとられます。
ライプツィヒはこのところずっと35を超えており、10月14日現在は59.4となっています。
現在のライプツィヒの規定は以下のようになっています。
・催し物会場での2G規定
参加者がワクチン接種済みもしくはコロナ回復者のいずれかのみ(2G)である場合は、会場内でマスク着用義務などが免除となります。
・連絡先の確保と、ワクチン接種証明書、快復証明書もしくは陰性証明は以下の場所では必須になります。
飲食店内
屋内での催しやお祭り
身体の接触を伴うサ-ビスなど
室内でのスポ-ツ
室内浴場やサウナ
室内での文化レクリエ-ション施設
室内での賭博場など
鉄道及びバス
室内のディスコ、バー
宿泊施設(例外:キャンプ場、貸別荘など)
・買い物の場合マスク着用が義務づけられます。
・飲食店は野外の場合は検査義務は免除されます。
・学校や幼稚園は通常通りに運営されます。
・店舗内、身体の接触をともなうサ-ビス提供時、公共交通機関利用時は、口と鼻を覆うものの着用が義務づけられます。
・役所に行く場合は事前に電話やメ-ル連絡が必要となり、事前のアポが必要な場合が多くなります。
・大きな催しの際は、連絡先の確保、コロナテスト及びワクチン接種証明もしくは快復証明、並びに衛生上のコンセプトに則れば開催可能となります。
席から離れる場合には、医療用のマスクの着用が義務づけられます。
コロナに関する規定はドイツの場合州によって多少違います。
先日バイエルン州の町のレストランに行く機会があったのですが、ライプツィヒなどのザクセン州と大きく違うのが、レストランに入る際に提示を要求されるものが、ワクチン接種証明などのほかに必ず身分証明書が必要だったことです。
日本人の場合はパスポートになりますね。
一緒にいた友人がパスポートを持参していなかったために、入店を断られたところもありました。ドイツはこういうところは非常にまじめに役所の規定を守ります。
厳しいようですが、考えてみれば理にかなった規定なのです。
なぜなら、ワクチン接種証明書や快復証明書などは、他人のものを貸与することも可能だからです。身分証明書と両方提示することで、その人物のものであることが証明できるのですよね。
ちなみに、先日私はバルカン諸国のスロベニアとボスニア・ヘルツェゴビナへ行ってきたのですが、いずれも規定ではドイツ同様レストランや宿泊所ではワクチン接種証明の提示等が必須なのですが、宿泊したホテル、そしてどこのレストランもそれらの提示を要求されたことはありませんでした。
ドイツはそのあたり真面目にきっちりと従いますから、こういうところにも国民性が出ていますね。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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