南仏旅行で現地コロナ対策の現状

公開日 : 2021年08月29日
最終更新 :

今年2021年の夏休みは南仏に行くことにして、予約を入れた6月頃は何ともなかったものの、出発前の8月初めには、コロナの状況が急激に悪化。ドイツ政府からは危険地域に指定されてしまいました。

それでも、ワクチン接種者についてはドイツへ帰国後の隔離やコロナテストは免除され、滞在期間のみ登録するのが義務づけられています。

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その時の体験を紹介したいと思います。

私たちは車で移動したのですが、スイスを経由してフランスに入国する際には、ワクチン接種証明の提示が求められるだろうと、緊張して入ったものの、パスコントロールさえなく、素通り状態でした。ワクチン接種済みの人しかフランスは入国を認めていないはずなのですが、いいかげんですよね。陸路で入国は誰でも入れることになります。

マスクについては、お店やレストランの席に着くまでは義務づけられています。

また、観光地によっては町なかはつねにマスク着用を要請しているところもありました。

博物館では、やはり入口でコロナワクチン接種済み証明を提示する必要がありました。

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同じように、レストランでも入店前にコロナワクチン接種済み証明の提示が求められます。

ちなみに、この証明書は、文書でももらえますが、EU諸国内で共通のアプリとしてスマートフォンに保存もされますので、たいていはそれを見せてスキャンされます。

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ただ、今回思ったのは、いくら証明書を見せたところで、身分証明書は提示されないため、本人確認をしないことになりますから、たとえばワクチン接種をしてない人が、他人の接種証明をもって提示することも可能なので、あまり徹底したシステムとは思えないです。

日本の旅行者の場合、日本政府発行のワクチン接種証明書があるようですね。

恐らく、それで通用するのではないかと思いますが、実際のところは定かではないです。いずれにしろ、日本へ帰国の際の2週間の隔離措置が緩和されない限り、実際問題として海外へ旅行することはまだまだ難しい状況であることに変わりないですね。

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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