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足踏み状態のドイツのロックダウン。各州でそれぞれ5月9日まで延長されましたが、感染者数は増加する一方です。。

カテゴリー:お知らせ 投稿日:2021年4月21日

2021年4月18日までが有効とされていたロックダウンですが、各州ごとにそれぞれ5月9日までとりあえず延長されました。

今回は、連邦と州との事前の話し合いももたれませんでした。なぜなら現行の法律では、連邦で決めた措置でも、州が完全に守らず独自措置を行ってもいいため、国と州とで事前の合意が得られなくなってしまっているのです。


前回の話し合いでは、直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数が、100を超えた場合、50を超えた場合、など細かく規定を決めたにもかかわらず、州はまったくそれに従ってないのが現状です。

たとえば、ライプツィヒのあるザクセン州は、目下のところ直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、237で、ドイツ全国ではチュ-リンゲン州に次ぐワースト2。前回の話し合いで決まった規定では、100を超えたら商店の閉鎖、スポーツの禁止などが規定されているのですが、実際は商店は当日のコロナ陰性テストがあれば入店OKとか、野外のスポーツも人数制限を設けてはいるものの、許可されています。

州としてはこの数字はもはや判断材料にせず、コロナ患者の病院での通常病床数が1300床を超えなければいいという、独自の基準を設けているのです。

なぜ、集中治療室のベッド数ではなく、通常の病床数を基準とすることにしているのか、非常に疑問です。実際、ザクセン州の町によっては集中治療室の医療状況はかなり逼迫しているのですから。

これではザクセン州の数字が悪化をたどるのは無理もありません。

いったい、どこまで悪化したら措置を厳しく、もしくは国と同意した措置に従うつもりなのか。ザクセン州よりも状況がまだいいほかの町や地域でさえ、夜間の外出制限などを規定しているところも多くあるのです。


目下のところ、メルケル首相は法律を変えて、全国一律の措置が取れるようになることを目指しています。しかし、その法律が可決されて実行されるまでに時間がかかるので、コロナの状況はますます悪くなるのが懸念されます。

ここにきて、ドイツは足踏み状態。少し心配です。

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シェーファー玲子

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2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。その前は12年間ベルリン、そして学生時代はミュンヘンに留学していた神戸生まれの関西人。日本でも神戸のドイツ総領事館に勤務するなど、ずっとドイツと関わってきた。ドイツ移住後は謀テレビ局ベルリン支局にて2017年秋まで勤務。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。個人ブログ「ライプチヒで独逸日記」もよろしければご訪問ください! お問合せ・ご連絡はこちらまで。 DISQUS ID @disqus_vXOimP5ytn

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