ドイツのロックダウン、さらに4月18日まで延長に!
新型コロナウイルスの新種株の急増で、ドイツの感染状況は収まる気配がありません。第3波がピークを迎えている深刻な状況です。
そんななか、2021年3月22日に再びメルケル首相と各州の首相とでビデオ会議が行われました。今回も夜通しの話し合いとなり、半日がかりで行われて終了したのは夜中の3時過ぎだったようです。
政治家の皆さんの体力に脱帽です。その結果、まずは現行のロックダウンが4月18日まで延長となりました。
つまり、私的な集まりは5人まで(自分の家族プラスもうひと家庭の合計)可能であることや、公共交通機関での医療用マスクの着用義務、ホームオフィスのの実施(不可能な場合は定期的にコロナの迅速な検査の提供)などが、引き続き有効となります。
また、キリスト教国のドイツにとってはクリスマスと同様に重要な祭事である復活祭(イースター)が、今年は4月頭にありますが、この期間も措置は緩和されまないことになりました。(昨年のクリスマス時期は接触制限などは少し緩和されました。)
この期間中公共空間での集会は原則禁止。屋外レストランも閉鎖されます。
また教会で行われる復活祭の礼拝も、バ-チャルでのみ許可されます。
さらに、過去1週間の新規感染者数の合計が人口10万人あたり100を超える地域については、外出制限などのさらに厳しい措置が課されます。
また、このイースター休暇をふくめ、国内外への旅行などは引き続き自粛が要請されています。
今後、現地出国前のコロナ検査が義務化される可能性も検討されている模様です。
ただ、日本はリスク地域には指定されていませんので、日本からドイツ入国する際にどうなるのかは、目下のところは未定のようです。
さらには、前回すでに規定された事項ですが、過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者が3日連続で100を超えた場合は、3月7日まで有効であった厳しい規定に戻ることになります。
ザクセン州の中では、ドレスデン市とライプツィヒ市は過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数が100以下ですが、そのほかの地域はすでに3日以上100を超えています。
また、ザクセン州自体、この数値はすでに10日間以上100を超えているため、ライプツィヒの町も再びお店などの開店が禁止になる可能性もあります。
近いうちに、今回の連邦の措置を基本とする各州の措置が発表されるはずですので、注目したいと思います。
皆様、引き続きご自愛くださいませ。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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