コロナ禍のドイツでの日常生活いろいろ
ロックダウン後8月に入ってから、新たなコロナ感染者数が増加傾向にあったドイツですが、このところまた少しおさまりつつあります。いずれにしろ、第一波のときのレベルではまったくありませんので、全体としてはそれほど深刻ではなく、人々はそれなりにコロナ禍の生活に慣れつつあるようです。
そんな現在のドイツでのコロナ禍の生活を、少し紹介したいと思います。
目下のところドイツは公共交通機関や屋内での買い物の際には、マスク着用が義務となっております。違反すると、最低€50の罰金が科されますが、罰金額は各州で多少違うようです。
たとえば、市電のなかではひとりとして違反することなく、マスクをして間隔をおいて座っています。
ただ、日本と同様、朝の通勤時間などは、さすがに間隔をおくのは難しいでしょうけどね。
たとえば、この南ドイツの田舎町、オーバエルヒンゲンにあるカトリック教会では、オレンジ色のシールが貼られているところは座ってはいけないところで、白いシールのところは、「同一世帯の人、4人まで」と書かれています。
さて、いろいろなサークルもそろそろ活動再開となってきていますが、最も懸念されていた合唱活動も、室内での練習が徐々に可能となっています。
頻繁に空気を入れ替えることが奨励されていますが、教会では難しいため代わりに頻繁に休憩をとっていました。
合唱活動は、本来隣の人の歌声を聞きながら自分の歌声を合わせていくことが大切ですから、離れて座って歌うのは理想的ではないのですが、この条件では仕方がないですね。
このように、ドイツの日常生活もコロナと共生を工夫しながら、さまざまな活動が再開されつつあります。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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