必見!南チロル・ナトルンスにある古い教会、聖プロクルスと壁画がすばらしい!
山と自然がいっぱいの南チロル。毎年多くのバカンス客が訪れます。
聖プロクルス教会。教会の建築は7世紀にさかのぼるといいます。
また、このプレ・ロマネスク教会に描かれた壁画は非常にすばらしく、一見の価値があります。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)この聖人は教会の名前にもなっている聖プロクルス、もしくはダマスクスから逃避した聖パウルのことを描いていると言われています。
動物の絵もまたかわいらしい。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
壁画の上の部分は、教会増築時に描かれたもので、14世紀頃に描かれたゴシック絵画。
当時その壁画を作成する際に、もともと描かれていた下の部分を、すべて白く塗りつぶし、その上にもゴシックの壁画が描かれていたそうです。
その後16世紀にはさらにゴシック壁画をもすべて白く塗りつぶされたそうです。
それを、専門家のすばらしい技術で修復し、下にある壁画を再び浮き出すことができたそう。
さらに、壁画の下の部分については、ゴシック壁画をはがし、もともとあった古い壁画が再び日の目をみることになったとのことです。
そのはがされたゴシック絵画は、隣接する博物館に展示されています。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
コロナ禍の今、ペストの収束を神に祈った痕跡のあるこの教会を訪れたのも、なにか奇遇な思いでした。
コロナが収束して、南チロルに行かれる際には、ぜひ訪れていただきたい教会のひとつです。
■St. Prokulus Kirche
・住所: Sankt Prokulus-Str.1a l-39025 Naturns
・Tel.: 39-0473673139
・見学料(博物館入館料も含む): €6
・開館時間: 6月25日〜8月31日、木・日曜 10:00〜12:30、14:30〜17:30
※ただし、コロナの影響か、私が訪れたときは日曜日しか開館していませんでした
9月1日〜10月30日 火・木・日曜日 10:00〜12:30、14:30〜17:30
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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