日本からドイツへの入国に関する新たな決定:入国制限は条件付きで解除に!
2020年6月半ばから危険特定地域からの入国の際には2週間の自宅待機の検疫措置が義務づけられるこという、新たな検疫措置が取られているドイツ。
その危険特定地域には日本は該当していないことから、2週間の検疫措置なしに入国が可能になると考えられていましたが、少し状況が変わりました。
6月30日にEU理事会がEU域外の第三国15ヵ国からの入国勧告を行いました。
その15ヵ国の中には日本も含まれています。
ただ、実際に渡航を受け入れるかどうかは、EU各国に委ねられることから、それを受けてドイツも段階的に入国制限の緩和を行う旨を発表しました。
それによりますとドイツとしては、そのうちの日本を含む11ヵ国からの入国については7月2日から解除すると決定しました。
ただし、日本、韓国、中国については、ドイツからの入国を制限していますので、この制限を撤廃した場合に限るという条件つきとのこと。
ちなみに、今回無条件で入国制限が解除となった国は以下のとおりです。
・ オーストラリア
・ ジョ-ジア
・ カナダ
・ モンテネグロ
・ ニュ-ジ-ランド
・ タイ
・ チュニジア
・ ウルグアイ
このリストは定期的に更新される予定です。また、入国許可となるのはあくまでこれらの国に滞在していたかどうかで判断され、これらの国籍によるものではありません。
ということで実際のところ、まだ日本からの入国制限が続く模様です。
日本がドイツからの入国制限を解除するかどうかがカギとなりますが、東京などで新たな感染者数が増加しつつある状況下では、それが実現されるまでにはまだしばらく時間がかかりそうですね......。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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