ライプツィヒ中央駅構内で、光と音の芸術「ライプツィヒ-ベルリン」展示中!

公開日 : 2019年10月03日
最終更新 :

10月9日に平和革命30周年を迎えるライプツィッヒ。それにまつわるイベントの一つとして、ライプツィヒ中央駅の東ホ-ル構内で、光と音の芸術「ライプツィヒ-ベルリン」が、展示開催中です。

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それが、この光と音の芸術「ライプツィヒ-ベルリン」です。

この作品は、ライプツィヒの姉妹都市のひとつ、フランスのリヨン出身の芸術家、フィリップ・オルガン氏によって製作されました。

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オ-プニングで挨拶するフィリップ・オルガン氏。(画像は本人から承諾済み)

さて、直径9m、高さ3mのこの円形の囲いの中に入ると、周りには旧式の懐中電灯1000個がぎっしりと並んでいます。

その懐中電灯が様々な光を発し、またスピ-カ-からは様々な音が聞こえてきます。

ベルリンの壁が崩壊するきっかけとなったライプツィヒ平和革命。

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この1000個の懐中電機は、すべてライプツィヒで集められた旧東ドイツ時代のもの。古いものでは1920年代のものもあるそうです。よくこれだけ残っていたものです。

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良く見ると、たしかにレトロな感じでしかもいろいろな形をしています。

この古い懐中電灯は、当時の様々な人々を象徴ししているのですね。

さまざまな懐中電灯で、人々はそれぞれの思い出を結び付けます。

また、さまざまな光を放つと同時に、いろいろな音も聞こえてきます。

平和デモでのシュプレヒコ-ルが聞こえてきたり、コンクリ-トの壁を崩す音も。

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人々がこの象徴的な丸い輪の中にはいって、互いに語り合ってほしいというものです。

ライプツィヒの平和革命30周年ということは、1か月後に起こったベルリンの壁崩壊も30年周年ということになります。自由から統一への道もこの芸術作品は表しているのです。

ライプツィヒでは10月9日まで展示され、その後ベルリンに移動します。

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光と音の芸術「ライプツィヒ - ベルリン」

Licht-Ton-Instalation"Leipzig-Berlin"

ライプツィヒ中央駅東ホ-ルにて、

2019年10月1日-9日まで展示

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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