シュ-マンのファンなら必見!ツヴィッカウにあるシュ-マン・ハウスは見所がいっぱい!
ライプチィヒから東へ約50キロのところにある小さな町、ツヴィッカウ。
生家はマルクト広場のすぐ近くの角の建物で、その向こうにはシュ-マンが洗礼を受けた
この建物がロベルト・シュ-マンの生家。1810年6月8日にここで生を受けました。
現存する建物は当時のものではなく、当時の形に忠実に再建したもので、シュ-マン没100年の年にあたる1956年に博物館シュ-マン・ハウスとしてオープンしました。
一階は室内楽ホ-ルが設置され、さまざまな催しが開催されています。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
シュ-マンの子供時代、少年期、クララとの結婚後など、時代を追ってさまざまな文書やオリジナルの展示物を目にすることができます。
結婚前にクララがロバ-トに送った自分の髪の毛もあります。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
お皿には、新婚時代を過ごしたライプツィヒの名所が描かれています。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
また、オリジナルの楽譜の下書きも展示されていて興味深いです。
こちらの楽譜の歌は、皆さんも中学校高校時代に耳にされたのではないでしょうか。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)「流浪の民」の下書きです。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
またこの部屋に展示されているものは、すべてロベルトとクララが実際に使っていた物。たとえばここにあるピアノは、1827年にアンドレア・シュタインがウイ-ンで製作したもので、クララが9歳の時にライプツィヒのゲヴァンドハウスで初めてリサイタルをしたときのものだそうです。
当時、若くして才能を発揮した天才ピアニストとして知られていたクララ・シュ-マン。今年は生誕200年にあたります。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
当時の天才ピアニストの手ですね。
ちなみに、ライプツィヒでシュ-マンとクララが新婚当時住んでいたアパ-トも、シュ-マンハウスとして公開されています。建物は当時のままを修復したものですが、オリジナルの展示物はここほど多くはありません。
ツヴィッカウのシュ-マンハウスは、じっくり回ると何時間でも過ごせるほど、大変充実した展示。世界最大のシュ-マン博物館といっても過言ではないですね。
クラシック音楽ファンの方には是非とも立ち寄っていただきたいと思います。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
ロベルト・シュ-マン・ハウス ツヴィッカウ
Robert-Schumann-Haus Zwickau
Hauptmarkt 5
08056 Zwickau
開館時間: 火-金 10-17時
土、日、祝日 13-17時
休館日: 月曜日、キリスト受難日の金曜日、12月24日、12月31日
入館料: 5ユーロ (学生2.5ユ-ロ)
第一水曜日入館無料
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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