シュ-マンのファンなら必見!ツヴィッカウにあるシュ-マン・ハウスは見所がいっぱい!

公開日 : 2019年08月05日
最終更新 :

ライプチィヒから東へ約50キロのところにある小さな町、ツヴィッカウ。

Statue von Schuman.jpg

生家はマルクト広場のすぐ近くの角の建物で、その向こうにはシュ-マンが洗礼を受けた

Stad Gaikan.jpg

この建物がロベルト・シュ-マンの生家。1810年6月8日にここで生を受けました。

Tatemono 2019-06-15 15 25 30.jpg

現存する建物は当時のものではなく、当時の形に忠実に再建したもので、シュ-マン没100年の年にあたる1956年に博物館シュ-マン・ハウスとしてオープンしました。

一階は室内楽ホ-ルが設置され、さまざまな催しが開催されています。

Ausstelllung.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

シュ-マンの子供時代、少年期、クララとの結婚後など、時代を追ってさまざまな文書やオリジナルの展示物を目にすることができます。

結婚前にクララがロバ-トに送った自分の髪の毛もあります。

Teller.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

お皿には、新婚時代を過ごしたライプツィヒの名所が描かれています。

Bierkrug.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

また、オリジナルの楽譜の下書きも展示されていて興味深いです。

こちらの楽譜の歌は、皆さんも中学校高校時代に耳にされたのではないでしょうか。

Note.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)「流浪の民」の下書きです。

Geburtsraum.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

またこの部屋に展示されているものは、すべてロベルトとクララが実際に使っていた物。たとえばここにあるピアノは、1827年にアンドレア・シュタインがウイ-ンで製作したもので、クララが9歳の時にライプツィヒのゲヴァンドハウスで初めてリサイタルをしたときのものだそうです。

当時、若くして才能を発揮した天才ピアニストとして知られていたクララ・シュ-マン。今年は生誕200年にあたります。

Hand.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

当時の天才ピアニストの手ですね。

ちなみに、ライプツィヒでシュ-マンとクララが新婚当時住んでいたアパ-トも、シュ-マンハウスとして公開されています。建物は当時のままを修復したものですが、オリジナルの展示物はここほど多くはありません。

ツヴィッカウのシュ-マンハウスは、じっくり回ると何時間でも過ごせるほど、大変充実した展示。世界最大のシュ-マン博物館といっても過言ではないですね。

クラシック音楽ファンの方には是非とも立ち寄っていただきたいと思います。

Relief C&R.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

ロベルト・シュ-マン・ハウス ツヴィッカウ

Robert-Schumann-Haus Zwickau

Hauptmarkt 5

08056 Zwickau

開館時間: 火-金  10-17時

土、日、祝日 13-17時

休館日: 月曜日、キリスト受難日の金曜日、12月24日、12月31日

入館料: 5ユーロ (学生2.5ユ-ロ)

第一水曜日入館無料

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。