ミュンスタ-の歴史ある大聖堂は必見!宝物館は残念ながら閉館中。。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
1540-42年に制作されたものです。
高さ7.8m、幅4.1mの大きな仕掛け時計で、毎日正午には仕掛けが動き出します。
是非それに合わせて見学してくださいね。
さて、この大聖堂は800年頃のカロリング朝時代の宝物などを、700点ほどを所有しておりますので、本来それらを見学するのがこの大聖堂のハイライトになります。
しかし、残念なことに2017年7月から宝物館は閉館しています。
空調設備が老朽しており、またそれを修理するのが非常に困難ということで、開館のめどがまだ立っていないようです。
宝物館での貴重な文化遺産を見学できないのは、とても残念なこと。早く打開策をたてていただいて、また一般公開を再開してもらいたいものです。
ところで、この大聖堂には戦時中、立派な枢機卿がおられました。
ちなみに、ナチスによるユダヤ人の抹殺、ホロコ-ストは良く知られた悪の歴史ですが、このホロコ-スト以前に実はナチスは自国民をも抹殺していたのをご存知でしょうか。T4作戦と呼ばれるいわゆる安楽死作戦で、知的障がい者の多くがガス室に送り込まれて、殺害されたのです。
フォン・ガ-レン枢機卿はこれらナチスの蛮行に果敢に対抗し、この安楽死作戦を一時的に中止させることにも貢献したそうです。
聖パウロ大聖堂
St.paulus-Dom zu Münster
Domplatz 28
48143 Münster 開館時間: 日曜日及び祝日 6:30 - 19:30
平日 6:30 - 19:00
入館料 無料
大聖堂宝物館
Domkammer der Kathedralkirche 閉館中
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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